「80の壁」を越えたい、越えられるか、越えるために、越える積もりで生き抜く」のテーマで書いてみたい。
最近、七十七かそのチョット上位の八十の壁の前で亡くなる方の報に接する。つい最近、俳優の西田敏行さん、タレントのぴーこさん、そして元大関の旭匡さんの逝去の報に接した。
『続夫の後始末―今も一つ屋根の下で』(曽野綾子)を読んでいる。曽野さんのエッセイはちょっと辛口で、世の中も自分自身も斜めから見る切り口のエッセイが好きで好んで読んできた。ということは、読んでから、「こういう生き方でいいんだな」という自己肯定感というか生きる元気をいただけるので読んできたんだと思う。ところが、『続夫の後始末―今も一つ屋根の下で』は読んでいて、ちょっとつまらん感じがする。夫の三浦朱門さんが亡くなって、偶然見つけた夫のヘソクリ(隠し金12万円)を見つけて、その金を持っていた日に偶然にネコを買ってしまい飼うことになった。さらに、これも偶然に二匹目のネコも買うことになった。黒猫(直助という名前)後からきた白猫(雪という名前)の二匹と暮している。「第四部 自分の後始末」の項目を読んだ。タイトルからみると「自分の死に場所」(人間至るところに青山あり)かと思ったら、ネコが「死に場所」をどこに見つけるかという話であった。「もう読まなくてはいいかな」という気がする。もう一人のわたしが好んで読んできた養老孟司さんも、まるちゃんというネコを飼ってきており、一冊の本を書いている。ペットとの暮らしをエッセイにして本が売れるんだから、作家はいいねと思う。読む方はたまったもんではない。嫌なら読まなければいいんだがね・・。
さて、「80の壁」を越えたい、越えられるか、越えるために、越える積もりで生き抜く」にはどうしたらいいのか? 私はこうしている。
(1)酒を飲まない。
(2)身体を動かす。合気道。真向法。呼吸法。
(3)ひたすら歩く。
(4)食事は咀嚼をよくする。
(5)本を毎日読む、そして毎日日録を書く。
以上である。という事で本日、借りてきた本は以下だ。
(1)『大いなる助走』(筒井康隆、昭和54年、文藝春秋)
先日読んだ、鴻山さんの本に触発されて借りてきた。しかし、多分、読めない。
(2)『老人の美学』(筒井康隆、2019年、新潮選書)
これは読んでみたい。
(3)『紫式部の言い分』(岳真也、2024年1月)
この本は読んでみたい。『吉良の言い分」の流れで付けたタイトルだろう。岳さんはペンクラブで知っている。作家になる前の彼にも40年も前にも会っている。2021年に『翔 wing spread』牧野出版)で第1回加賀乙彦推奨特別文学賞を受賞している。この本を私は読んだことがある。二男の家庭内暴力に塗れた壮烈な生活とその死を描いたのだったと思う。
(4)『野辺には朽ちじ 硫黄島 栗林中将の戦い』(小室直樹、ワック株式会社、2023年)
この本は読んでみたい。
(3)(4)は偶然に稲城図書館の返却棚から微笑みかけてきた。
最後に今日の気になる本を書いておく。
(1)『タフラブ 絆を手放す生き方』(信田さよ子、ディーゼロ、1980円)
信田さんの新刊のようだ。「寂しさと共存し、穏やかに、やさしく、タフに」という宣伝が書いてある。
(2)『きょうから始めるコロナワクチン解毒17の方法』(井上正康、方丈社、1540円)
「打ってしまったワクチンから逃げきる完全ガイド」と宣伝している。「あなたの不調、ワクチンのせいかも!!」って宣伝している。こいう本って罪作りかもしれない。眺めてみよう。