TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『人生の終わり方ー積極的に今日を生きる』(三浦朱門、海竜社、2005年)を読む

 三浦朱門さんが亡くなったあとで、奥さんの曽野綾子さんが『夫の後始末』(タイトルは不正確、あとで確認する)本を出した。早速に読んだ。面白かった。売れたのだろう。曽野さんは、続編の第二段も出した。曽野綾子さんはまだ健在である。今回の件の本は、三浦朱門さんの本だ。実は三浦さん小説は読んだことがない。曽野綾子さんのご主人(夫)で夫婦して小説家(物書き)である。三浦朱門さんは、遠藤周作とかと同時代で第三の新人とかと言われた人の一人だろうか?その世代の人の本は遠藤周作しか読んだことがない。三浦朱門さんは東大の文学部を出た人とかで作家である。どんな小説を書いた人なんだろう。晩年に「文化庁長官」もやったのだから一門の人だったんだろう。

 調べてみた。父親はイタリア文学者の三浦逸雄さんだという。1948年東大言語学科卒。1950年に第17次「新思潮」に参加。1951年の「冥府山水図」で「芥川の再来」と呼ばれ、1952年「斧と馬丁」で芥川賞候補となり、作家活動に入る。妻の曽野綾子と共に第三の新人の一人。
 両家の坊ちゃんなんだ。初期の小説を読んでみよう。曽野綾子さんとの接点はどこにあったのか?2017年ねに間質性肺炎で91歳で亡くなっている。天寿だろう。

 『人生の終わり方ー積極的に今日を生きる』は、亡くなる12年前に出た本だから、79歳の時の本ということになる。いまの私と同じくらいの年齢だ。この本は、老化を考え始めたエッセイ集なんだ。読んでみたら面白いけれど老いの繰り言であった。
 読了。