夜になってから、『政治と科学 きしむ』を読み継いだ。この章の概要はこうだ。
<国民から首相や政府より信頼されていた新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(専門家会議)や尾身茂氏自身に逆風が吹き始めた。2020年春のこと。外出自粛や飲食店の休業などを求められ、窮屈な生活を強いられた国民の不満は本来、コロナ体sダクに責任を持つ政府に向かうべきなのに、専門家にぶつけられるようになった。国民の目には、尾身氏がコロナ対策を決めているように映っていた。>
2020年5月25日 緊急事態宣言が約1か月半ぶりに全面解除。
6月24日 専門家会議有志が、「専門家助言組織のあり方について」を公表。
西村経済再生相が別の記者会見で「専門家会議を廃止する」と発言。
こうして、専門家会議は発展的に解消し、2020年7月、尾身さんが会長に就任した新型コロナウイルス感染症分科会(分科会)に生まれ変わった。分科会では、様々な分野の人の意見を反映させるために、感染症専門家とは別に、経済、マスコミ、法律その他の専門家も参加した。実際、平井伸治(鳥取県知事)、南 砂さん(読売新聞東京本社常務)ほかもメンバーに入っていた。
(本日は、ここまで)