TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

リハビリテーション考!


 『言魂ことだま―石牟礼道子多田富雄』(藤原書店刊)を読んだ。この本は石牟礼さんと多田さんの10通に及ぶ往復書簡を単行本にまとめたもである。初出は学芸雑誌『環』(藤原書店)の第25号(2006年春)~第32号(2008年冬)に連載されたもので、最後の第9信、第10信は書下ろしだ。この重い往復書簡について安易な感想を述べられない。2001年5月2日に出張先の金沢で脳梗塞で倒れられた多田さんは、2006年には自らのリハビリテーションの最中であった。「第一信 受苦ということ」は脳梗塞の後遺症に加えて前立腺癌の術後の合併症ほかに喘ぐ苦しみの中で発信さている。
(追って継続予定)