TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「家族という病」!?

  「文藝春秋」8月号が"「家族という病」を治す"という記事を掲載していたので買って読んでいた。読み切らないうちに京都アニメ放火事件が起きた。相模原市の障害者殺傷事件そして今回の京都アニメ放火事件は、オームによるサリン事件より不気味な身近さを感じた。私も育つ段階から「家族という病」を抱えて生きてきたと思う。そして自分の家族を持った今も父親と同じように「家族という病」を作ってしまったという悲しみと哀しみがある。親であることは難しい。完璧な家庭ってあるのだろうか?「幸せな家庭というものはみな似通ったものだが不幸な家庭はそれぞれに不幸である。」トルストイの小説「アンナ・カレーニナ」の有名な冒頭の文章だ。これも今では「そんなのあたりまえじゃん」と一笑にふされるだろう。それでも私も幸せに生きたい幸せな家庭を作りたいと歩んできた。その結果かなり歪な家庭と家族しか作れなかった。ところで冒頭に触れた文藝春秋の記事で元大阪府知事大阪市長の橋本 徹さんが「文春」の特集に書いていた意見は真っ当なものと思う。何としても京都アニメはやりきれない。わが父は私が19歳で故郷を出る時に「他人さまに迷惑かけるな!」「お世話になった人への感謝の心は忘れるな!」と厳しく言った。真っ当な親の意見だ。それだけは墨守してきたつもりだ。