TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「私の糖尿病」― (5)糖尿病の薬「SGLT2阻害薬」ってなんだ

「私の糖尿病」― (5) 糖尿病の薬「SGLT2阻害薬」ってなんだ

 

 私が糖尿病の薬グリミクロンHA錠(20mg)を飲み始めてから既に15年くらいになる。グリミクロンはSU薬の一つである。要は膵臓に働きかけて「インスリンを出してくださいね」という働きをする。随分前から臨床応用されている古い薬のようだ。今回、初めて薬の注意書きを眺めてみた。次のように書かれていた。
 【薬のはたらき】インスリンの分泌を促して血糖値を下げる薬です。(私の理解のとおりである。)
 【注意事項】①コップ一杯の水またはぬるま湯でかまずに服用。②高熱がでて風のような症状がみられたら医師あるいは薬剤師にすぐに相談してください。③だるい、発熱、食欲不振、かゆみ、白目が黄色くなるなどの症状がみられた場合には直ちに医師か薬剤師に連絡してください。④強い空腹感、脱力感、発汗、手足の震えなどの症状がみられた場合、直ちに医師・薬剤師に連絡してください。
 上記の③は、肝機能障害、④は低血糖を示していると思われる。私の場合は、15年余も飲み続けているのだから効果があるのだろう。ここで考えてみた。夕方、16時時~17時過ぎに、「強い空腹感」を感じることがある。お腹が空いて、お菓子を食べたり、時にはビールを飲みたくなって夕食に先立って飲んだりしていた。もしかしたら、これは、「低血糖」のためであろうか? 糖尿病になると、食事制限との戦いとなるので、「空腹とのたたかい」という話をよく聞く。そこで、私はなるべく三度の食事以外の、「間食」をなくすようにしている。これでよいのだろうか?

 ■「SGLT2阻害薬」ってなんだ

 さて、朝日新聞(5月21日)朝刊で、<糖尿病の薬 広がる効果―「SGLT2阻害薬」合併症を予防>という見出しの記事を読んだ。松浦祐子さんという記者の記事だ。糖尿病の薬については、インクレチン関連薬(DDP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬)が登場した2008年頃から大きく変わってきた。私がまだ現役で、学会雑誌「糖尿病」また臨床雑誌「糖尿病診療マスター」の編集に関与していたころだ。
 SGLT2阻害薬は、心血管病変や腎障害といった合併症の予防に効果があるとのことだ。この薬は、糖尿病ではない心不全の患者の治療薬となる可能性もあり注目されているのだという。日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会が医師向けにつくる「糖尿病標準診療マニュアル」も4月の改訂で、薬のせんたくについて、一番目はメトホルミン、2番目はインスリンの分泌を促すとともに血糖上昇ホルモン分泌を抑える「DPP-4阻害薬」とし、その次に加える場合は、心血管病変や早期の腎障害、肥満のある患者には、SGLT2阻害薬を、ほかのタイプの薬に「優先してよい」と新たに記載したとのことだ。

 糖尿病を持つ身として、興味を惹かれたので記事の概要をまとめた。ともあれ、私の糖尿病はグリミクロンで対応していくつもりだ。最近、朝晩の血圧を測定している。拡張期の血圧(下の方)が高い(90~95)ことがある。拡張期高血圧は、腎障害のリスクのような記載をみたので気にかかる。とにかく、糖尿は治せないので一生付き合う病気のようだ。毎日の歩行とスクアットと踵落としと食事で対応していくしか方法はないようだ。今日は、糖尿病を意識するために、新聞記事から自らの生活を振り返った。