TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『さよなら、ギャングたち』(高橋源一郎)を読みながら『日本文学盛衰史』を読み始めた

 『さようならギャングたち』は訳のわからん、めちゃくちゃな本のように見えるね。これって小説なんだろうか?誰しもが思うだろう。
 『第一部「中島みゆきソング・ブック」を求めて』をとりあえず読み終えた。出だしの、Ⅰ「ありがとう」のところは、正直言って訳がわからない。あまりに分からないので。巻末の加藤典洋による「解説」を読んだ。そしたら少しだけわかってきた。高橋さんの文章は、いわゆる5W1Hとかに基づいたものではんくて、飛躍ががおおいのだ。詩のような文章だ。でありながら、であるからこそ極めて巧妙に作り出された散文(言葉の芸術)のようなのだ。
 <この小説は、第一部「『中島みゆきソング・ブック』を求めて」、第二部「詩の学校」、第三部「さようなら、ギャングたち」の三部から成っている。・・・・・これがどんな風にわたしに読めたかというと、まず第一部では書き手のこれまでの人生が辿られ、第二部は言葉の問題、第三部はか書きての世界との関係、つまり政治と文学の問題が扱われている。>
 以上のように、加藤さんが読み解いてくれたのだでわかりやすく読んでいる。高橋さんの波乱の人生の初期が第一部に書いてある。これが面白い。

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