「定年時代」というミニコミ紙が、朝日新聞に挟まってくる。月に一度、第2月曜日の発行らしい。令和3年4月5日発行(第220号)の1面は、映画「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」の監督・池田暁さんお紹介だった。拙宅に届くのは、「横浜・川崎版」とあるので、都内版もあるのかもしれない。発行は、株式会社新聞編集センターで、東京日本橋小船町となっている。紙面構成は地域のニュースと広告なので、やはり地域新聞なのだろう。この新聞には、「定年歌壇」と「定年俳壇」がある。前からこの欄が気になっていた。そこで、今日は「定年歌壇」を読んでみる。毎号、6首の短歌が掲載されている。選者は、宮澤 三という方だ。6首にから私が気にいったのは下記だ。
桜にも言い分あろうと思うから政治はぬきで愛でたい静かに(川崎市 長嶋季伸)
選者の,宮澤の選評はこうだ。「3首目、「桜を見る会」問題への風刺と、関わりのない桜花をユーモラスに。」となっている。これも、社会詠の一つだろう。他の、5首も社会詠というmのが多い。「コロナ禍」「あの震災」「シトラスのリボン」というキーワードが出ていた。「シトラスリボン」は新型コロナウイルス感染症に関する差別や偏見の防止を目的とするプロジェクトのシンボルという。採用されたのは、川崎市、八王子市、小金井市、取手市の方だ。「定年歌壇」は私にピッタリなので投稿してみたい。
投稿の方法は以下のようだ。
(1)はがきに「定年歌壇」と記入
(2)短歌2首(自作、未発表)
(3)住所(県名から)、氏名(ふりがな)、年齢、性別、職業、電話番号
(4)〠372-0001 群馬県伊勢崎市波志江町4114ー4
宮澤 火華 様宛
「定年俳壇」の方は、特選三句が載っていた。
福は内ひとりの為の豆を撒く(館山市 櫛引明江)
選者の谷村さんは、こうコメントした。「コロナ禍の緊急事態に加え今年の節分は、124年ぶりの3月2日だった。異例中の異例。「まずは一人の厄よけから」と、分かる。」としている。
短歌を詠むには日常でいつも、五七五七七を意識して言葉をさぐる。またやってみよう。