TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「書きあぐねている人のための小説入門」(保坂和志)を読みながら考えたこと

 保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」というう本を興味深く読み継いでいる。この本は、偶然に稲城図書館の返却棚で目にして借りてきた。いま私は、小説を書きたいと、あるいは小説を書けるとも思っていない。ただ、保坂さんのこの本を読んでいると、ブログをかくことにも参考になるよな気がする。40年近く前に、出版社に勤めて医学系新聞の記者していた。その時に、取材記事を書く時には、5W1Hを意識していた。何時何処で誰が何をどうしたと書くときに、「誰が(Who)」を最も重視した記憶がある。人間は物よりも人に一番関心がある、との認識だった。この見方は今も違っていないと思う。新聞で「ひと欄」が人気があるのもその証左であると思う。
  2018年8月から開始した私のブログももう少しで3年になろうとしている。2018年10月頃から、<私の「医人」たちの肖像>というシリーズでブログを書き続けている。このシリーズは140回を越えた。なかには3~4回取り上げた人もいる。「肖像」だから、私がお目にかかたり、取材で講演を聞いたりして記憶に残った方たちを時代背景を含めて書いているものだ。保坂さんの件の本を読みながら、上で触れた私のシリーズブログを書き直してみたくなった。その作業に先日から取り掛かった。医学・医療の世界でも流行り廃りがある。昨日の新知見はいつの間にやら古くなって忘れさられてしまう。本当に後世にのこるのはほんの一握りの本当のことを見つけた書いたりした人だけである。その意味で、私のシリーズブログは、医学医療の推移とその時代を取り巻く背景とともに何かしら記憶に残るものになるのではないかと思う。