「これは私の持論なのだが、小説家と役者は。ほかの仕事をしていてもある日、突然なれる。」
ほんとうだろうか。嘘だろう。誰にもなれるわけではない。ただ、そういう可能性もあるということだろう。
保坂さんの本を読んでいると、保坂流の思考回路ができてくるのかもしれない。真面目にコツコツと本を読んでいる。少し前、高橋源一郎さんの「日本文学盛衰史」を読んでいる時は、何故か私の気分もポストモダンというか、かなりハチャメチャになっていた。
さて、ここで、保坂さんの実作を読むために、稲城図書館で借りた『プレーにング』を読みはじめた。それと、保坂さんの本をよんだら、私のシリーズブログ「私の『医人」たちの肖像」を「意識的に読んで、書き直しが進んできた。もしかしたら、これは小説ではないけれど。昭和平成令和における日本の医学・医療の歴史を辿る書きものになるのではないかと感じた。