TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

エイズウイルス消すワクチン 5年以内に治験構想

 エイズ死に至る病として登場したのは1981年だった。あれから40年がたった。エイズ 死の病 脱し完治へ研究 という興味深い記事が朝日新聞朝刊 12月22日に出ていた。記憶と記録のために纏めておく。

 1990年中頃に、満屋裕昭さんにより抗HIV薬AZTが再発見された頃のことはブログで触れている。その後、3種類の薬を併せて使う カクテル療法によって、ウイルスを劇的に減らすことができるようになったという。この薬は副作用が強いので、その後、新しい薬が次々に開発された。今では、1日1錠飲むだけでよく、副作用も少ない薬が複数でているんだという。ただ、HIVが体内から完全に消えることはなく、薬をやめるとウイルスが増えるので、生涯薬を飲み続けなければならない。

ウイルスを消すワクチン開発

 国立研究開発法人 医薬基盤 健康 栄養研究所の研究班は、12月11日、サルを用いいた実研で、体内からウイルスを完全に排除できる技術を開発したと発表した。研究班は、HIVが体内で増えるために必要な遺伝子をゲノム編集で取り除き、免疫反応を強める物質を出す細菌の遺伝子を組み込んだ生ワクチンを作った。サルに接種したところ、一度はウイルスに感染したが、その後ウイルスは検出されなくなった。この結果から、患者から採取したHIVからワクチンを作るオーダーメイドの治療法を検討しているという。