気持ちのみ若きが危ふ、両手いっぱい荷物を持ちて水溜まり跳ぶ
大岡信賞も、歌人の小島ゆかりさんも知らない。記憶と記録のために概要を記述して、これから読んでみたい。
小島さんが、2000年に若山牧水賞を受賞した時の、選考委員の一人が大岡信さんだった。
今回の、第3回「大岡信賞」の受賞理由は以下のようだという。
<2021年刊行の歌集「雪麻呂」(短歌研究者) における、親とともに自らも老いてゆく日常を純度の高い言葉によってえがいた、優れた歌作の成果。
冷えわたる夜の澄みわたるかなたよりもうすぐ天の雪麻呂が来る
「雪の気配ととともに胸にお降りてきた架空の存在を詠んだ。」だという。
へえ、こういうのも歌はいいんだ。小島さんの歌集を読んでみよう。