<きょうだいは交代で月と太陽になりて教えてくれる月食(奈良市 山添聖子)>⇒永田和宏: 山添さん、自然に歌うんだね。
<乳牛の雄の仔牛は百円に買い叩かれる秋の競り市(観音寺市 篠原俊則)>⇒馬場あき子選:
<唯一の救いは死刑の命令を一度も下さず辞めたりしこと(観音寺市 篠原俊則)>⇒佐々木幸綱選:
篠原さん、毎週のように複数の入選を果たしている。世相と自分の気持ちを巧みに詠うんだね。
<ロシアでもウクライナでも母たちの本音はきっと死ぬな殺すな(京田辺市 藤田佳予子)>⇒高野公彦選:
今週はしたの歌が心に響いた。
<八千歩歩いて病と闘えば月の欠けゆく夜に出逢えり(秦野市 三宅節子)>⇒高野公彦選:
三宅さん、健康のためなら、夜に歩くのは寒い時期は辞めてくださいね。
俳壇を読む。
<それぞれの樹にそれぞれの黄落期(札幌市 伊藤哲)>⇒大串 章選:
<ふゆがきてあまえびのさしみたべたよ(新潟県弥彦村 熊木和仁)>⇒高山れおな:
この俳句って、投稿する方も選んだ高山さんも、すごいよ、なんだ。
これって俳句なの。事実を詠った。