今日も朝日歌壇を読んだ。
<最後までたどり着くことねがいつつ10年日記のスタートを切る(神戸市 石川佳代子)>⇒ 高野公彦選:
<先頭を走る学生連合に箱根の風は等しく吹きぬ(奈良市 山添聖子)⇒永田和宏選:
今年の箱根駅伝の一区は、学生連合の選手がぶっちぎりで走った。それでも、最後には抜かれた。みんながみていたテレビから歌が出来るんだ・・・。山添さん親子は今年も健在だ。
<浜に立ち見詰める冬の日本海ごうごうと鳴る拉致されし声(鳥取市 山本憲二郎)>⇒馬場あき子選:
<沢庵の二十キロ余を漬け込みぬ美味しくなれなれ正月近し(埼玉県 市川和江)>⇒佐佐木幸綱選:
今年も、奈良の山添さんと、富山の松田姉妹の歌がまた出ていたね。
俳壇も読んでみた。
<儚(はかな)さは松過ぎにあり酒を汲む(三郷市 岡崎正宏)>⇒長谷川櫂選:
<日本一登山者多き山笑ふ(八王子市 徳永松雄)>⇒大串 章選:
山笑う、は春の季語。山眠る、は冬の季語。 山粧う、は秋の季語。
最後に、読み返したら、下の歌があった。これって同感だな。
<京橋に勤めていた日もろともにさよなら八重洲ブックセンター(千葉市 高橋好美)>⇒高野公彦選:
日本橋丸善、三省堂駿河台、八重洲ブックセンター、芳林堂池袋、渋谷何とかもあったよな。本屋が地名と共に亡くなってくるのは淋しいね。