TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

良き人は早く去れりー坂本龍一さん逝去ー気になる本『音楽と生命(福岡伸一、坂本龍一)

 いまから十年くらい前(というと2013年か?)に、イタリアのシエナという街を旅した。イタリア中部の地方都市であるシエナの公園の掲示板に坂本龍一コンサートの広告が掲示されていた。音楽への造詣が深くなしい私でも坂本龍一YMOというグループの音楽家(歌手)であることは知っていた。芸大卒の歌手というより音楽家だろうと思っていた。父親が筑摩書房有名な編集者で」あったことも知っていた。かつ、坂本龍一の元奥さん(別れ)はこれも有名なシンガーソングライターの矢野顕子である。矢野顕子の歌を聞いた時に、「自由に生きて歌うとはこういうことか」と思った記憶がある。坂本龍一さんが亡くなった。2023年3月28日、71歳とのことだ。2014年に最初の中咽頭癌がわかり、2020年には直腸がんと診断され、その後に両肺にも転移し、ステージ4と公表していた。壮絶な治療を受けてきたようだ。「もう逝かせてくれ」と本人がいっていたらしい。それでも、最後まで音楽活動を続けていた。

 さて、気になる本の広告から紹介しておきたい。
『音楽と生命(福岡伸一坂本龍一)』(集英社、2200円)
 広告によると、教授とハカセが語る人生論なんだという。<あと戻りできない時間、私たちの生を輝かせるにはーーー。壊すことから生まれるーーー。音楽と生命の共通点/死は敗退ではなく、ある種の贈与/アルゴリズム的思考の落とし穴・・・。長年親交のある二人が対話の末にたどり着いた結論。>
 読んでみたいので、記録した。