精神科医の土居健康郎さんの『日常語の精神医学』(医学書院)を読みたい。稲城図書館にもなかった。東大医学図書館にもなくて教育学部図書館にある。
さて、和田さんの『80歳の壁』を読んだ。この本に書いてあることは謂わば「日常語の精神医学」だろうと思う。皆んな楽しんで生きていこうよ、というテーマである。最後はじたばたせずに逝こうよということだろう。目次を書いておくと中身が分かる。
プロローグ 80歳の壁を超えていく
第1章 医者・薬・病院の壁を超えていく
第2章 老化の壁を超えていく
第3章 ボケ・認知症の壁を超えていく
第4章 高い壁低くするヒント50音カルタ
エピローグ 人生100年の壁も超えていく
この本は、『日常語の精神医学』であり『日常語の生き方上手』が書いてある。私が気になったところを引用する。
<もしもあなたがのこせるほどのお金を持っているのなら、思い出にお金を使う、あるいは自分の幸せのためにお金を」使うのがよいと思います。前項でも話しましたが、子どもに残してもろくなことはないからです。自分で稼いだお金、配偶者とと貯めたお金ですから、当人が使うのは当たり目です。>
もっとはやくこの本を読みたかったな。もう生前贈与でこどもにあげてしまった。そのほうが良いとその時は思ってしたことだが、・・・・。難しいね。私はなにもいらない。一人で死ぬのもそれはそれでいいい。ただ、本をもっと読みたい。