TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

朝から気になる本『「健康不安」に殺されるな(近藤誠著)』のことについて思うこと

 近藤誠さん(医師)が亡くなったのは昨年だっと思う。私よりも2歳若く73歳であった。死因は虚血性心疾患ではなかったろうか。「健診は受けるメリットなし」という趣旨の近藤さんの本を読みながら、私は受診していた日々を思いだす。近藤さんは慶応医学部出身の内科医師あった。その主張はユニークすぎて、慶応大学医学部では最後まで講師のままであった。近藤さんとの直接の面識はなかった。
 さて、今朝の朝日新聞朝刊に近藤さんの新刊広告が載っていた。
『「健康不安」に殺されるな』(ビジネス社、1,540円)「亡くなる3日前まで書き続けた渾身のラストメッセージ!」との文言が躍っていた。「僕が最後に伝えたかった一番大事なこと」として次のようなことが書いてあるらしい。
(1)からだにとって大事なのは、健康診断でも、手術でも、クスリでもない。誰もが持っている「免疫」だ
(2)自然免疫から、コロナ、ワクチン、そしてがん放置の哲学まで「やまい」にまつわるウソを一刀両断!

 上記の本を図書館で借りてみるかな。近藤さん、晩年は現代医学を否定して「健康診断」を批判していた。ご自身が出勤途中で体調不良になり緊急搬送されたが、虚血性心疾患で急逝された。「医者の不養生」ではなかったか。医師の息子に生まれ、慶応中学、慶応高校、慶應義塾大学医学部を出た。米国ロスアラモス留学を経て、放射線線科医師となり、慶応大学医学部講師で一生を終えた。早世を悼む。生きたいように生きてきた人だと思う。「親ガチャ」も良い。

 さて、同じビジネス社から上野千鶴子さんと小島美里さんの対談本が出ている。広告が並んで載っていた。
『おひとりさまの逆襲ー「物わかりのよい老人」になんかならない』という本だ(1,650円)。
 配偶者にも子どもにも頼らず自分らしい最期を迎えるために「元祖おひとりさま」の社会学者と介護事業27年の現場のプロが徹底討論、なんだという。<安心して認知症になれる社会、幸せな「在宅ひとり死」ができる社会に向けて今すべきこと。介護保険制度改悪の先には、在宅という名の放置が待っている。>

<コメント>

  広告をみると、本の中身がある程度わかる。
 ①団塊男のリタイヤで地域活動の「会社化」が始まった。
 最近、シニアサークルに参加したが、チョット上のような気がした。仕切る人が前にでるのだね。会社と同じだ。
 ② 認知症を社会から遮断しない。⇒わかる気がする。
 ③ 理想の社会は、幸せな「在宅ひとり死」ができること。⇒全くそう思う。父は不幸な死であったと思う。脳卒中で寝たきりになり言葉を失って生きて寝たきりになり、母の介護を受けて褥瘡ができて苦しんで亡くなった。母は認知症になり。ある日、在宅で独りで死んでいった。両親の死に目にあえなかった親不孝な私は、幸せな「在宅ひとり死」なんて望むべくもない。
 ④「なんでもあり」の老後を最後まで生き切る。⇒これが理想だ。日野原重明さん、瀬戸内さんが目標だ。本を読む。書く。合気道の稽古をする。歩く。生き切る、ということはそういうことだ。