『人間は、人を助けるようにできている(服部匡志、あさ出版)を読み始めた。服部さんは、眼科医で、ベトナムに行って目の手術をしている。それで、「ベトナムの赤ひげ先生」と呼ばれているんだという。
第1章 ベトナムへ
第2章 親父の死
途中まで読んできた。高校生の時に父親が死んだ。「人のために生きろ」という父親の遺言どおりに、医師を志した。「人のために生きるために」・・・。四年間の浪人をして京都府立医科大学に入って医師になった。そういう経歴の方だ。一本気な方と思う。
ところで、私の高校時代の友人のSA君は、東京外語大学を出て高校の英語の教師を都内でしていた。彼は自分が十二指腸潰瘍という持病をもっていて、30過ぎても一人でいた。私医学系の出版社に勤めていたので私の会社に訪ねてきた。医学に興味を持っているようだった。1987年に東京で開かれた医学会総会の展示会を、池袋のサンシャインビルに一緒に観に行ったことがある。その彼は50歳を過ぎてから、医学部を受験した。3回目くらいの挑戦で、福井医科大学に入って医師になった。今は故郷の群馬県で腎臓内科クリニックの院長になっているらしい。服部さんの本を読んでいたら、SA君を急に思い出した。会ってみたい。
服部さんの本は読み続ける。今日は、ここまで。「人の役に立つ」っていいね。