TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

読みたい本『口訳 古事記』 町田康著のこと

 川崎市はもう梅雨入りしたのだろう。先週の台風余波ではなく朝から雨模様だ。昨日、急遽、ジャガイモを収穫。午前中には草をとって夏野菜の植え付けに備えていたら雨が降って来た。午後に合気道の水曜日の稽古に行った。本日は交差取りからの技の稽古をした。午後15時30分からなので参加者は5名だった。

 帰宅して机に」座っていたら上記の本『口訳 古事記町田康著のことを思い出した。読みたい理由に町田康さんの新しい仕事であることがある。先日、新聞に書評が出ていた。調べると6月10日(土)の朝刊文科欄だ。新聞ストッカーから抜き出してまとめておく。評者は稲泉連(ノンフィクション作家)だ。

以下は引用。

 <「ブヨブヨをちゃんとしろ、言われてもねぇ。どうしたらよいのか。見当もつかない」
 「そうねぇ。じゃあ、とりあえずその矛でかき回してみたら」
 「矛。ああ、矛」
 『古事記』の始まりに描かれるいざなきのみことといざなみのみことによる”国生み”の一場面。二柱の神がまだ固まっていないクラゲのような地を前に交わす会話である。>

 稲泉さんが、面白可笑しく紹介してくれた。こう書いている。

<古典を枠から解き放つ筆致が生み出す、はち切れんばかりにアグレッシブな神々の「ヤバさ」や暴力的なオーラに惹きつけられるうち、「いま」を生きる自分の精神もまた解放されていくように感じた。>

 町田さん酒をやめたと思ったらこんな面白い仕事もしていたんだ。読むぞ。講談社、2,640円。