TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 第31回日本医学会総会2023年 東京開催 ― 患者の人生を豊かなものとするために

 所属する合気道の同好会「合気道麻生同心会」の行事で小田原スポーツ会館で一昨日(2023年7月1日)に小田原稽古を行った。午前11時から午後12時30分まで総勢18名で心地よい汗かいた。片手取りからのいくつかの技の稽古をした。終了後に箱登山線風祭駅隣の箱根ビール園「えれんなごっそ」というビアレストランで懇親会を楽しんだ。さらに北海道からこの日のために特別参加したRTさんと一緒に強羅の「つつじ荘」で一泊の温泉を湯あみも楽しんできた。

 さて、本日は標題について纏めておきたい。
 第31回日本医学会総会は2023年4月21日~23日の3日間、東京国際フォーラムを中心とした4会場で開かれた。テーマは「ビッグデータが拓く未来の医学と医療ー豊かな人生100年時代を求めて」というものだった。会頭は春日雅人氏(朝日生命成人病研究所)。
 本総会では、基本構想である5つの柱①ビッグデータがもたらす医学・医療の変革、②革新的医療技術の最前線、③人生100年時代に向けた医学と医療、④持続可能な新しい医療システムと人材育成、⑤パンデミック・大災害に対抗するイノベーション立国による挑戦に沿ったプログラムが企画され、ビッグデータに体現されるデジタル革命に伴う医学・医療の変革について議論が交わされた。(「週刊医学界新聞」第3516号、2023年5月22日付より引用)

春日雅人会頭講演(概要)
 春日会頭講演では、ビッグデータとAIの活用による医療の効率化の可能性をを指摘し、医療の効率化によって医療者に時間と心のゆとりが生まれることを通じて、個々の患者に寄り添う医療が実現することを期待。革新的技術の医療へ実装に当たって、「”科学の樹”を育むのは社会であり、社会の信頼と合意のもとに医学・医療の進歩がある」と、医療者に社会との対話を求めた。(上記、医学界新聞より)

<コメント>
 私が医学・医療の記者であった1980年~1990年代までは日本医学会総会は医学界のビッグイベントであった。インターネットもスマホもない時代においては情報交換は雑誌や書籍による、あるいは研究会、学会、各種講演会等で自分の目や耳で情報を取得するものであった。しかしインターネットの普及に伴う情報デジタル化は情報伝達の在り方をを変貌させた。もはや東京フォーラムのような会場における「医学会総会」はその存在の意義が余り大きくないのかもしれない。今回の医学会総会が開催された4月21~23日の3日間、テレビ、新聞の報道も大きなものではなかったと思う。私は新聞記事も目にしなかったしテレビの特別企画も見なかった。メインテーマの「患者の人生を豊かなものとするために」に至っては余りにも一般的過ぎて返ってピント来ない。医学・医療の根本、底流にあるはずの人間の哲学が感じられない。