TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 2カ月振りの東大(糖尿病代謝内科)受診 ~「生きて、読んで,書け」と神がいう~

 本日は、70日(2カ余)の東大病院(糖尿病代謝内科)の受診日であった。正直なところ心の内は戦々恐々であった。7月26日~8月2にまで八ヶ岳の旅をした。毎日、朝からたくさん食べて、夜はビールと日本酒を毎日飲んだ。体重は57キロから61キロに増えていた。毎日の歩き数も8000歩くらいで余り多くはない。夕方に持参した杖を木刀代わりにして木刀振りを行った。朝起きる時の真向法体操も励行した。しかし、週2回の合気道稽古を休んでいるので激しい運動は行っていない。数日前から本日の受診の結果を危惧していた。やはりアルコール摂取の害が心配であった。

 結果は「吉」とでた。糖尿病に関してはHbA1cが「7.1」であり、前回の「7.2」を下回っていた。なんとか管理ができていたのだ。糖尿病は実に厄介な病である。肝臓に関してもAST,ALTが27、19であり正常値以内をクリアした。血小板数(Plt)は15.7であり横ばいであった。15.8を越えれば正常値以内に入るのでもう少しである。神がいるとしたら、神は私にこう言っているのであろう。

 <生きて、読んで、書け>と。暢気に大酒なんかを飲んでいる時間はあまり残されていないのだ。と言いながら夕食時には缶ビール2缶(350㏄)を飲んだ。
 本日の受診には文藝春秋(9月号)の他に以下の2冊の本を持参した。2冊とも昨日、稲城図書館返却棚から借りてきた。少し読んだので感想を書いておきたい。

(1)『還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方』(出口治明講談社現代新書、2020年3月)
 出口さんといえば、ネットライフとかいう「生命保険会社」を、勤めていた日本生命を辞めてから立ち上げたひとだ。そのあと、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長になった(2018年~現在らしい)。そのあとかな、脳の病気になって言葉を失いそうになって、それも克服したのではなかったか?時系列が曖昧だが、すごい人なんだ。
 ネットで調べたら、2021年1月に脳出血を発症して、2022年4月に本格的に職務復帰と出ていた。2023年4月から再び療養中で、現在はリハビリ中なんだという。
 『復活への底力』(講談社現代新書、2022年、出口治明)という本を出しているが、この本は脳出血からの克服をかいているのだろうか?たしか、朝日新聞で言葉を回復過程を書いていたと思う。

 さて、本日、東大病院の待ち時間に以下の2章を読んだ。
・第二章 老後の孤独と家族とお金
・第三章 自分への投資と、学び続けるということ

 気になった、感心した言葉を少しだけ抜いておきたい。
 <人とのつながりは「自分」というコンテンツ次第
 人を求めて人材が豊富になるというのではなく(それはなくて)、要するに「来るものは拒まず去る者は追わず」で、暖かく扉を開いているだけです。 なんだって(それがスタンスとしていいのだ)。 

 <子孫に美田を遺さず、必要なら生前贈与を>
 銀行が言ってくる、相続税対策なんていうのは愚の骨頂なんだな。もっと早く、この本を読むか、もっと考えるべきであった。今からでも遅くはない、子どもにはもういいので同伴者の家内にお金を使う方がいいんだって。自分のためには、酒代くらいしかいらない。美味しいものをたくさん食べると糖尿病によくない。

 <「自己投資」で自分にできることを増やす
 「人・本・旅」による自己投資が非常に重要で、還暦からのお金の使い方としても適切だと思います。
 「人・本・旅」というのが味噌だね。「本」は今は借りているが、たまには買ったほうがいいのかな?借りると、返さなければならないので読むんだね。やはり、図書館を第一に活用しよう。

 (2)『老いへの不安 ― 歳を取りそこねる人たち』(春日武彦、中公文庫、2019年、780円)
 この本は、医学書院からも本をだしている春日武彦さんのエッセイだ。春日さんは産婦人科医から精神科医に転じた方だ。斜めから人生を切り取る見方をなさる。次の二章だけを読んだ。
 第1章 孤独な人

 第2章 鼻白む出来事

 もう少し読んでから感想を書いてみる。今日はここまで。