秋晴れの良き日だった。朝一番に柿を海老名のS家に送りに行って来た。そのあとで同伴者のYとお握り弁当を買ってからよこやまの道を歩いてきた。3時間ほどあるいて1万7千歩を越えた。
夜になって『口訳 古事記』(町田康訳、講談社)のリクエストが一昨日届いたので読み始めた。面白い、なんという面白さだ。
先日(10月16日)に「アリス」というボーカル・ギターでシンガー・ソングライターの谷村新司さんが74歳で亡くなった。「昴ーすばるー」ほか沢山の名曲を生んだ人だ。谷村さんは実は詩人であったのだと初めて知った。良き人はされり。
町田康さんも詩人なんだと知った。やはり、この人も「言葉の達人」なんだ。『口訳 古事記』(町田康訳、講談社)のおもしろさ興味深さはなんだろう。これが本当にあの「古事記」(難しそうな)なんだろうかと思ってしまう。
ところで私は実はかなり危険な経験を先日(14日)の酩酊事件でしたのだと認識した。あの折、倒れて顔面を打った際にメガネの弦が曲がって,レンズが外れていた。左目の目じりに傷がついていたのだが、もしかしたら、レンズが前のガラスのままであったなら失明のケガをしていたかもしれない。辛うじて軽症で済んだのは奇跡というしかないか。
神が目を守ってくれて「読んで、考えて、そして書け」と言ったとわかった。酩酊している暇はないのだ。飲んでもいいから、寝る前に30分読んで、30分書ける状況を作ることが大切だ。
記憶と記録と決意のために書いた。10.21反戦の日に。