TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

<レカネマブ20日発売「本格治療への一歩」エーザイCEO 薬価決定受け>の記事に触れてー記憶と記録のために

 認知症の治療薬「レカネマブ」が世に出る。画期的な記事である。しかしだ、これで認知症が格段に治ることはないだろう(と私は思う)。それよりも何よりも実は予防が大事だ。アルコール性認知症にならないためには節酒しかない。

エーザイは12月13日、アルツハイマ―病の治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」を12月20日発売すると発表した。・・・・・レカネバムの発売は米国に次いで2カ国目である。同日、保険適用時の価格にあたる「薬価」が年間約298万円(体重50キロの人の場合)に決まった。高額療養費制度を使えば70歳以上・年収156万~370万円のケースで、年最大14万4千円の負担という。>

 米国でのレカネバムの薬価は年間2万6500ドル(約390万円)。エーザイは欧州や中国など12カ国・地域で承認申請の作業を進めている。レカネマブの売上高ピークは2031年度(3万2千人に投与)の986億円になると予測している。
 (以上、宮崎健さんの署名記事から引用してまとめた)

 さて、レカネマブはどの程度の効果があるのか?できるなら、お世話になりたくないっ薬だ。

 <レカネマブは、脳内にたまったアルツハイマ―病の原因物質アミロイドβ(Aβ)の除去を狙った国内初の薬で、2週に1回、点滴する。
 症状の進行をゆるやかにする効果があり、臨床試験(治験)では、1年半の投与で偽薬と比べてて記憶力や判断力などの程度を評価するスコアの悪化が27パーセント抑えられた。
 対象は軽度認知障害や軽度認知症の人で、使用前に脳内にAβがたまっていることをPET(陽電子放射線断層撮影)や脳脊髄液の検査で確認する必要がある。
 厚労省ガイドラインでは、投与期間は1年半を原則として、半年ごとに効果を確認するとした。・・・定期的なMRI検査で副作用が起きていないか確認する。副作用は投与から半年の間に起きやすく、初回投与から半年までは、日本神経学会や日本老年医学会などの専門医が複数いて、MRIを備えていることなど実施施設の要件とした。こうした要件を満たす医療機関は限られ、今年度は約400人、来年度は約7千人への投与が見込まれる。・・・・・>
 (神宮司実玲、編集委員・辻外記子さんの署名記事から引用した)

 最後に今日の気になる本を書いておく。

(1)『つながりを取り戻す』(福岡雅樹、斉藤章佳、竹内達夫、ブックマン社、1760円)

 この本を見てみたい。

(2) 『パレスチ 特別増補版』(ジョー‣サッコ著、小野耕世訳、2200円、いそっぷ社