TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 『ハザール』に関連して水声社の広告と「私の手紙」 ~ 私の「日録」を「作品」として読めるのか?*

 藤原定家に「明月記」という日記文学がある。読んだことない。定家といいえば「新古今集」の撰者でもあった。4年くらい前に、私が「私の医人たちの肖像」を畏友RB君に見せたら定家のことを教えてくれた。日記文学といえば島尾敏雄の「東欧紀行」や武田百合子さんの「富士日記」がある。どちらも読んだことがある。毎日の食べたものとか、そのひの天気とか身辺が書いてあった。私の日録「私のC型ウイルス肝炎物語」は類型はにているかもしれない。先日、恩師城田俊さんに送ったところ過分の「感想」を頂いたことは先日ふれた。
 それに対して、以下の返信メールをだした。
 (記憶と記録のために書いておく)

<城田俊 先生

漸く冬日になってきましたね。

本日の朝日新聞・朝刊一面の書籍広告に「水声社」が載っていました。『ハザール』が載っているかと思ったら載っていませんでした。しかしたら、次回、一月にのせるのかもしれませんね。出版社にいたころ朝日新聞の広告は1枠200万円くらいと聞いたことがあります。最近は新聞購読者が減って広告料も安くなってきているようですが・・・。【アマゾンでは販売していません】と明示しているので、対アマゾンの独自の考えがあるのでしょう。20年くらい前にアマゾンが日本に来たとき、医学書院も初めはアマゾンには卸売りしないと敵対していましたが、今はアマゾンでも買えるようです。アマゾンででは駄目でも「楽天」では買えるのかな?ともあれ、年末には関東地区の店頭にでるということですので、12月27日に新百合丘の書店(有隣堂三省堂)を覗いてみます。他の幾つかあった駅近辺の「本屋」は全て無くなりました。新宿駅構内の書店も全くなくなり、電車に乗る前に本屋を覗くという楽しみが消えて寂しい限りです。

 先日は『私のC型ウイルス肝炎物語』をお読みいただき過分なコメントをお寄せいただき有難うございます。RBさんに最後にお会いした際にコピーを持参して差し上げたのですが、直後にかれは病にたおれ残念ながらもう言葉を交わすことはできませんでした。「ラグーザお玉の墓」がパレルモにあるのですか?シチリアにはローマから入り、シラクーサ、タオルミーナとバスで移動して、最後にパレルモの半分廃墟のホテルに
三泊したので懐かしい思いがします。家内は東欧が好きでポーランドの前にチェコチェスキークルムロフにもバスを乗り継いで行きました。別件、ミノファーゲン製薬が宇都宮徳馬の起こした会社とは知りませんでした。立花隆さんの「自分史の書き方」を読んで書き始めたので「作品」という言葉を

いただくと面はゆい感じがします。家内と子どもたちに「残す言葉」のつもりなのですが誰も見向きもしませんので、城田先生が最初の読者です。お読みいただき有難うございました。

「ハザール」本の完成を心待ちしております。寒くなって参りました。どうぞご自愛ください。

12月20日 富永悳夫 >

 最後に、今日の気になる本を書いておく。

(1) 『認知症知らずの脳活生活・脳活ごはん』(朝田 隆、松田美智子、1760円、さくら舎)
 朝田先生が、こんな本を書いているので驚いた。雑誌「精神医学」の編集委員をお⓪願いしたので、筑波大学時代のころにお世話になった。例の、アルツハイマー治験薬の開発に関しても朝田先生は関係者の一人であった。いまは、どこにおられうのだろうか?

(2)『ドゥルーズ=ガタリと私たちー言語表現と生成変化の哲学ー』(平田公威、4950円、水声社