TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

<第1章 人間ドックは「病気」をつくる場所>(『医者が「言わない」こと』、近藤誠著、2022年7月5日)を読む〜 近藤さんに賛同するが・・

 医学界で有名な近藤誠さんの『医者が「言わない」こと』は、2022年7月5日に毎日出版から発行された。そして、近藤誠さんは、2022年8月13日に急逝された。たしか、移動中の車(タクシーか?)の中で容態がわるくなり虚血性心疾患で亡くなられた。近藤さんの本は幾つか読んできた。和田秀樹さんも近藤理論に同調している節がある。もう、三十年も前に、近藤さんが癌にはがんとがんもどき(癌ににているが非なるもの)がるとの理論を提起したことがああった。近藤さん所属していた慶応病院の教授たちのほぼ全員と戦っていたのだろう。

 <日本で人間ドックが始まったのは、1954年のことです。第二次世界大戦後の「朝鮮戦争」が終わった翌年で、世は復興景気にわいていました。最初に人間ドックを開設したのは、もと陸軍病院の国立第一病院です(現・国立国際医療センター)。すぎに聖路加国際病院がつづきました。>

 その後、「人間ドック」はそのごかなり普及していった。「日本人間ドック学会」という学会もあるはずた。近藤さんの本を読むと、人間ドックは病人を増やし死亡者も増やしているので意味がないということだ。「人間ドック」だけでなく、がん検診に「効果がない」は学者たちの共通認識であるという。採血して、「PSA(前立腺特異抗原)」という「腫瘍マーカー」の値をはかる前立腺がん検診も、がん死亡数を減らせないことが明らかになったんだという。

 とうことで、近藤理論はわかった。1998年年に私は、飯田橋にある東京逓信病院で「半日人間ドック」を受けた。その際に、偶然にC型肝炎ウイルスHCV)の検査が項目に入っていた。その結果、私はHCVのキャリアーであると判明した。その当時には、インターフェロンのほかに治療薬がなっかので、私はPEGインターフェロン療法に挑戦した。副作用で効かなくて断念した。しかし、キャリアーであるとの自己認識がで、その後の20年間は慎重に生活してきた。20年間の経過観察のあとで直截にウイルスを排除する薬の登場で治療に成功したのだった。私の合気道のSE師範は健診でPSAの高値をしてきされ前立腺癌と判明した。その結果、陽子線治療を受けて現在元気でおられる。これらの事例をみると、「人間ドック」もそれなりに意義あるのではないかと思う。
 本日はここまで。記憶と記録のために記述した。

 ところで、本日は、東京肝臓友の会の仕事の日であった。朝からの大雨の中を目白の事務所に行って来た。かつ本日は、禁酒して9日目であった。今のところ、まだ酒を飲みたいという欲求が起こってこない。それよりも、神が私に飲まずに読んで書けてと言っている声が聞こえてくる。

 最後に、今日の気になる本を書いておく。

(1)『ボケない人」の習慣、集めました』(内科医 工藤孝文監修、ホームライフ取材班、青春新書、1177円)
 「朝起きたら白湯を飲む」これは良さそうである。ほかは嘘っぽいな。

(2)『人生の目的』(高森顕徹監修 高森光晴、大見滋紀著、1650円)
 <トルストイが驚愕し、稲盛和夫が自著で紹介した「ブッダの寓話」ーひとはたとえ死の淵にいてもその事実から目を背け、目の前の欲にまみれる生き物であるーを、イラストと大きな文字でやさしく解説。>
 うえの宣伝を読むと興味を惹かれる。