まったく呆れたタイトルの本だね。嫌なら読まなけばいいんだからどうでもいいけど。この本は内田さんがあちらこちらに書き散らかした雑文(エッセイ)を編集者が集めて一冊にまとめたものだ。だから著者自身がどこに書いたのか忘れてしまい、初出が不明のものもある。タイトルは小田嶋隆さんの『安全太郎の夜(1991)』の終わり方、つまり「まとまりのない話ですまない。そう。お察しの通り私はビールを飲みながらこれを書いている。本当にすまない。」に倣っているのかもしれない。フザケタタイトルだが名は体を表しているともいえる。
第四章 出会いとご縁
第五章 作品からの「呼び声」
上記の二章を読み終えた。いずれも本の紹介、書評のような、人間紹介のようなエッセイだ。面白かった。紹介された本を読んでみたいと思い、著者名を検索したら最近亡くなっている人が多かった。やはり人との出会いは一期一会なのだと改めてしった。読みたい本を書いておく。
(1)『自然法則がカラダを変える! 三軸修正法』(池上六朗、BABジャパン)
池上さんというかたは元は船乗りだという。
「もともと船乗りである池上先生の目には、人間の身体は海に浮かんでいる小さな帆船のように見えるらしい。」
池上さんは、「三軸修正法」という整体のような技術を考案して治療をしていたらしい。興味深い。これは合気道の原理と繋がるに違いないと思う。池上さんが、内田さんの『寝ながら学べる構造主義』を読んで、内田さんに接触してきたのが二人の出会いの経緯いらしい。その仲介となったのが三宅安道さん(三宅接骨院・三軸自在研究所)という診療所を主催していたひとだ。後に内田さんの壊れかけた膝を三回の診療で治したらしい。池上さんの『自然法則がカラダを変える! 三軸修正法』を読みたい。稲城図書館で検索したがない。ネットで探して買うしかないかもしれない。ついでに内田さんの近況を検索したらなんと2023年に膝人工関節の手術を昭和大学医学部(東京)で受けていたと知った。今年(2024年5月26日)の全日本合気道連盟演武会(武道館)で、内田さんは演武会に参加していたから合気道に復帰できているのだ。
(2)『身体から革命を起こす』(甲野善紀・田中聡)』
この本は持っている。読んだことがある。
以上、触りを紹介した。全部読むかどうかはわからない。すみません。