TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『身体(からだ)の言い(いい)分(ぶん)』(内田樹・池上六朗、毎日新聞社、2005年)を読んでいる

 『身体(からだ)の言い(いい)分(ぶん)』(内田樹・池上六朗、毎日新聞社、2005年)を読み始めた。この本は先日読んだ『態度が悪くてすみません』(角川oneテーマ)で知ってリクエストして手にした。本には読み時があるのだと知った。池上六朗さんが故人となってしまっていたのだ。この本は内田さんと池上さんの対談の本なのだが二人の出会いが「縁」で結ばれているような物語なのだ。池上さんは船乗り(航海士)を長年やって、陸に上がってから柔道整復師となって、三軸修正法という理論を考案して、整体治療士として東京と長野(松本かな)でやっていた。池上さんが内田さんの『寝ながら学べる構造主義』を読んで、この本で言っていることは、池上さんの「三軸修正法」と同じであると気がついたんだという。実は『寝ながら学べる構造主義』はこの本が出た直後に私も読んだのだが理解しきれなかった(15年くらい前か?)実存主義を越えて(否定してか)「構造主義」がでてきたというのだが、その辺んが私には理解できなかた。(もう一回読んでんみたい)

 第一章 今の自分を肯定する

 第二章 解釈するのは頭じゃない

 第三章 感動体験すればいい

 いまのところ第三章の途中まで読んできた。対談なのでわかりやすいかというと、それほどでもない。ただいろんなことを知った。内田さんが合気道を始めた経緯と多田先生との出会いが偶然であること。多田先生の吉祥寺の月そう寺の住職との出会いと道場の建設のことも「念ずれば通じる」のようなエピソードが書いてあった。全てが身体(からだ)との対話のような形で進んでいる。

 続く

 

 最後に今日の気になる本を書いておく。

(1)『老いの失敗学ー80歳からの人生をそれなりに楽しむ』(畑村洋太郎朝日新書、924円)