高史明さんの本は哀しい。高さんは人間とは何か」を見極めたくて文学に傾倒していったのだ。「自我の悲しみ」の中には、次のような5冊の本が紹介されいる。
(1)『ラヴリー・レイディー』(D.H. ロレンス
(2)『歌う骨』(グリム)
(4)『白い壁』(本庄睦男)
(5)『出口なし』(J.P. サルトル)
(6)『アンティゴネ』(ソポクレス)
(7)『風知る草』(宮本百合子)
本日は、(1)(2)を読んでみた。高さんがなぜこの本を紹介したのかわかる。何れも偽りの人間を描いている。最後にどんでん返しで終わっている。
最後に、今日の気になる本を書いておく。
(1)『「いいじんせいだった」と言えるためにーがん終末期のガイドブック』(斎藤英一、星和書店、1980円)
山崎章郎さんが推薦しているんだって。という事は、山崎さんはお元気でおられるんだ。
(2)『一日1杯 脳のおそうじスープ』(内野勝行、アスコム、1430円)
脳トレよりも認知症予防に効果的なスーパーの食材で作れるスープ、なんだって。読んでみたい。そして、つくってみたい。