TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

街の本屋が消えた!

 街の本屋が消えた。駅前の本屋がなくなった。
 新百合が丘よお前もか!柿生、百合ヶ丘に次いで、地元新百合ケ丘も駅前書店がすっかり消えた。駅ビル二階の本屋は数年前に閉店し、残るは少し離れたエルミロード中の有隣堂のみとなった。このことを今年の6月頃に痛感して、FBにシャッターでとじた書店の写真を載せたら同感者が多かった。昔は事帰りに本屋さんに寄るのが楽しみと息抜きと世相観察というか習慣でもあった。新宿紀伊国屋日本橋丸善池、袋鳳林堂も今はない。
 つい先日は芥川賞受賞作が掲載されている文藝春秋9月号を買おうとしたが、近くに本屋がない。買いそびれていたら、若葉台の都民生協に行った折にレジ横の雑誌棚に一冊だけ残っているのを見つけた。牛乳・卵・・バナナらと一緒に買い物籠にいれた。5%引きのクーポンが使えたので割安で手に入れくことができた。だが何か変である。格安で手に入れたのだが、本を買う喜びが感じられない。
 「しかし」と、ここで考える。「本屋を潰したのはお前にも責任の一端があるのでは?」現役を引退する頃から殆ど本を買っていない。大抵は図書館から借りて読む。経済的事情もあるがそれだけはない。本を探すときはインターネットで検索してアマゾンか楽天で買う。値段は安くても送料が嵩むこともある。そんな時には郊外の「ハードオフ」へ不用品を売却に行った折に、併設の「ブックオフ」で古本を買う。殆ど新本を私自身が買っていないのである。かつては、通勤帰りに新宿の駅近書店で数冊の新刊書を数冊平気で購入していたのに年金生活の今はできない。こんな私の行動変異も「本屋を潰した」要因の一つとも思う。
 それにしても、「本屋のない街」はとても淋しい。かつては、通勤電車の中では本を読んだり、折りたたんだ新聞を読む人が多かったと思う。それが、電車の中を見渡すと8~9割はスマホを睨んでいる。友達あるいはカップルと思しき男女も無言でそれぞれがスマホと対話(?)しているかのようだ。これはなんだ?