TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

歯科医受診に思う!

「身体髪膚父母に受く あえて毀傷せざるは これ孝の始めなり」(「孝経」より)

 およそ三カ月ぶりに歯科医を受診した。特に痛みがあるからではなくて定期的な健診である。健診で歯科衛生師さんから「全部の歯が揃っているのはこの齢(72歳)にしては珍しい」と褒められた。鏡に口の中を映して数えてみると上下とも16本あるので合計で32本ある。親知らずも上下4本ずつ合計8本がある。歯磨きはしては来たがそんなに丁寧にはやってこなかった。24歳で職をえてから25年間は毎年1回は無料の歯科検診を受けてきた。その他にも虫歯が痛みを発し歯科治療も歯科医院で受けてきた。49歳の折にC型肝炎ウイルスのキャリアーであると知った。その時から8年間は歯科医受診を一切受けなかった。自らが血液を介して伝染する肝炎ウイルスを持っていると知ってからは歯科医からも距離をおいたのだ。しかし、57歳の折に一念発起して歯科医を受診した。さすがに「このままでは歯がもたない」と感じたのだ。受診に際しての問診票に「C型肝炎ウイルス」を保持していることを記入した。それ以来今に至る15~16年間は3~4カ月に一度の歯科検診を真面目に励行している。幸いに私の歯は頑張って働いてくれている。歯につてこんな思い出がある。19歳の折に空手の練習で前歯を折りそうになった。受診すると歯科医は「抜きましょう」とこともなげに言った。「何とかなりませんか?」と私がいうと、「それなら、少し削っておきましょう」と言う。根元がまがり前に少し突き出た歯の先端を少し削ってもらった。これで何とかかみ合わせができるようになった。そして、摩訶不思議にも突き出た歯は元のあるべき場所に納まってきたのだ。この歯もこの事故から53年間の歳月を私と共に過ごしてきた。
 ここで冒頭の引用に戻る。「・・・・あえて毀傷せざるは これ孝の始めなり・・・・!」