TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

鳥越 碧の「わが夫 啄木」に寄せて!

 鳥越 碧著『わが夫 啄木』という本を稲城図書館の返却棚で見つけて借りて読んでいる。凄まじい本である。啄木と妻節子との結婚とその短い生涯を節子の語りの形で描いている。
 啄木の「一握の砂」のあの歌は魂の叫びだったのだろうか? ドナルド・キーンさんにも啄木を書いた本があると知った。それも読んでみたい。おさな妻といえるような節子と子供がありながらなけなしのお金をもって娼婦を買う啄木のことを知らなかった。啄木ってそういう男だったのか?あの青春の叫びのような歌が嫌いになりそうになる。いやもっと啄木のことを知りたくなった。それにしても26歳で生涯を駆け抜けた男とあまりにも不幸なままで若くして逝った節子のことを思うと胸が痛む。