TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「私のC型肝炎物語」 第6章: ハーボニーに挑戦― (1)MSD治験~ハーボニー治療までの空白期間

  MSD社の治験服薬(2015年4月7日~7月29日)、再燃が確定した8月4日、さらに治験観察期間が終了した12月15日、それ以降は、展望のない日々を運命と甘受して過ごしてきた。

  ■空白の7か月■
  ●2016年1~7月:

  2016年1月7日で私は69歳になった。その頃からインターフェロンフリー新薬が次々とでてきた。かくして、再び「新薬ハーボニー」治療に至る日々を振り返ってみる。

  ■東大病院(DM内科)受診■

  • 2016年1月5日(火):

  新年早々から東大病院受診日だ。午前6時30分起床。妻のY子は自宅に戻って2カ月余なので、家でたった一人になるのが怖いという。妹のM子が来てくれることになった。家の鍵をポストに入れ、7時3分に家をでて若葉台まで歩く。7時18分発に京王線に乗って、笹塚経由で本郷三丁目駅に8時20分頃に着いた。8時35分に東大病院着。順調に進み採血も8時45分に終了した。そのあと、地下食堂「三四郎」でモーニングコーヒーとサラダ、トーストの朝食を済ませた。予定より早く9時35分にはDM内科の受診が終了した。AST、ALT、γ-GTPは56、56、55であった。前回12月15日の53、54、48よりも全てが高い。

  ■東大(DM,HCV内科)同時受診日■

  • 2016年3月8日(火):

午前6時50分起床。本日は東大病院DM内科、HCV内科二つの受診日だ。7時10分頃に家をでた。京王線若葉台駅まで歩く。7時28分発で京王線から新宿線経由で本郷に向かう。笹塚から小川町乗換で本郷三丁目に8時35分についた。歩いて10分ほどで東大病院に8時45分頃に到着した。直ぐに採血を済ませた。採血結果が出て、9時35分頃にDM内科受診、10時30分にHCV内科の受診も済んだ。前回の受診以降の4週間の節酒、散歩と糖質制限食の効果が出ていた。GA(グリコアルブミン)は19.6であった。この数値をHbA1cに換算すると6.5くらいになる。血糖コントロールは良さそうだ。AST、ALT、γ-GTPは50、46、41であった。γ-GTPの41はかろうじて正常値以内だ。

  ■新たな変異Y93が発生■

  前回の治験のあとで、HCV株に新たな変異Y93が生じた。以前からL41という変異があった。L41/Y93二つ変異株があると、飲み薬で可能になった新薬での治療が難しいらしい。帰宅してインターネットで「千葉肝臓友の会」のホームページで次の情報を確認した。
 (1) 2015年11月26日に「ヴィキラックス」(アッヴィ社)が発売になり、ジェノタイプ1型の患者は三つの経口新薬から選択できる。保険適用及び医療費助成による治療が可能である。耐性変異のない場合には著効率は95~100%で、ほぼハーボニーに匹敵する。
 (2) 経口新薬ハーボニー(ソフォスフビル+レディパスビル)は、2015年8月31日に保険適用になり、ギリアドサイエンス社から既に発売になっていた。
 (3) もう一つの経口新薬のダクルインザ・スンベラ(ダクラ・アスナ)は、2014年9月から一般治療が行われていた。この時点で、私は事前の検査でダクルインザに耐性があると判明していたのでスキップしていた。前述したように、私はハーボニーに先駆けて同じ類の薬剤であるMSD治験で失敗していた。その結果、変異株が増えていたので新薬治療に関して明るい希望は持てなかった。

  ■出版健保の成人病健診■
  ●2016年4月12日(火):

  出版健保組合の検診を駿河台の組合診療所で受けた。午前6時50 分起床。午前7時10分に出発。8時40分に着いた。健診を9時から開始して11時には終了した。終了後11時45分に中央大学会館で友人TY君と会い、夕刻まで旧交を温めた。後日、5月2日に到着した健診結果では、AST、ALT、γ-GTPは、48、45、49であった。HbA1cは7.0であった。さらに、検便の結果、便潜血反応が陽性であり精査を勧められた。

  ■東大病院(DM、HCV)2内科の同時受診■
  ●2016年5月10日(火):

  本日は東大病院で二つの内科(DM、HCV)の同時受診日だ。長時間にわたり家を空けるのでヘルパーのYOさんに早めに家に来てもらうように依頼した。6時30分に起床して7時7分はるひ野発で出発した。新百合ヶ丘から各駅停車に座って行ったので時間がかかり、新宿駅に8時頃に着いた。東大病院に8時40分に着く。採血が8時45分。DM内科受診が9時50分。超音波検査が10時5分頃、HCV内科受診は11時20分に終了した。超音波検査で胆嚢に肥厚があるとの指摘は、前回と同じだ。AST、ALT、γ-GTPは55、55、52と前回より高い。グリコアルブミン(GA)は20.4、血糖値174で前回より高い。やはりビールを飲むと高くなるような気がする。糖尿病のケアは難しい。
 本日、HCV内科主治医の浅岡先生から、新薬ハーボニーの治療についての提案があった。そこで、「Y75/5 HCV NS5A領域の耐性変異(アッヴィ合同会社専用)」についての検査を依頼した。そのあと会計を済ませてから竹内薬局で薬をもらって帰途についた。

  ■昭和大学(横浜北部病院)受診■
●2016年6月14日(火):

  2016年4月12日の健診において便潜血反応が出て精査を勧められた。かかりつけの昭和大学横浜北部病院の工藤進英教授を受診した。6時40分に起床。9時15分に出発して、王禅寺の旧居で荷物の片づけをしてから11時に昭和大学横浜北部病院に着いた。13時頃に工藤教授の問診を受ける。6月28日(火)に大腸内視鏡検査を予約した。この日に採血した結果は以下のようだ。AST、 ALT、γ-GTP、58、52、48であった。受診後に検査時に使用する洗腸剤ニフレックの説明を受けて16時頃に帰路についた。

  ■大腸内視鏡検査(昭和大学)を実施■
  ●2016年6月28日(火):

  本日は大腸内視鏡検査の日なので6時15分に起きた。6時3分に経口腸管洗浄剤モビプレップ(前回のニフレックから薬が変わった)を調合した。7時30分より飲み始めた。規定量を2時間かけて飲んだ。午前10時に家を出て、11時40分頃には昭和大学横浜北部病院の受付けを済ませた。内視鏡室で待つこと2時間、13時55分頃に点滴を開始した。漸く16時頃に工藤教授が来られて検査を開始した。すべてが終わり麻酔から覚めたのは18時30分頃であった。19時頃に終了して19時37分に横浜地下鉄センター南駅売店でパンとジュースでお腹をだました。帰宅したのは21時頃であった。留守番に来ていたM子さんは20時30分頃に帰宅していた。21時過ぎに煮込みうどんの夕食を食べた。本日の検査の折もポリープを切除したとのことだった。

  ■内視鏡検査結果―ポリープは線維腫■
  ●2016年7月12日(火):

本日は昭和大学横浜北部病院に大腸内視鏡検査で切除したポリープの組織検査結果を聞く日だ。興奮してか起床は5時50分と早い。予約は12時過ぎなので10時頃に家を出て、Y子と一緒に横浜市港北区仲町台の義妹M子の家に11時35分頃に着いた。直ぐに昭和大学横浜北部病院に向かい11時55分頃に到着した。13時30分頃に呼ばれた。ポリープの組織検査結果はアデノーマ(線維腫)であった。幸いに悪性腫瘍ではなかったが、今回で4回目くらいのポリープ切除であった。私は大腸ポリープができ易い体質らしい。それと何時も便秘気味で、朝起きる前に下腹を揉むと便が滞留しているのが分る。もしかしたらウルソ服薬の副作用のためなのだろか?
 (2019.7.5)

 (「私のC型肝炎物語」第6章: ハーボニーに挑戦―〔1〕 MSD治験から「ハーボニー治療」までの空白期間)