TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

シニアの難聴は認知症リスク?

 3年くらい前の健康診断で耳の聞こえの悪さを指摘されている。たしかに耳が少し聞こえづらくなったような気がする。テレビをみていると聞こえにくいのでボリュウムを上げることになる。したがって家人からテレビの音が大きすぎると言われ諍いの原因になったりする。ところで私の三女は耳掃除が好きである。実家に帰ってくると時間があればG爺たる私の耳掃除をやってくれる。白髪の爺の耳掃除を好んでやってくれるのだから有難いことである。
 「シニアの難聴は認知症リスク」という興味深いが衝撃的なタイトルの記事を新聞で読んだ。(2019年9月21日 朝日新聞夕刊)「2017年、英国の医学雑誌ランセット認知症とそのリスクについての論文が載った。避けうる最大のものが難聴だったという。」という記事の件があった。そこには、耳の聞こえの悪さがなぜ認知機能の低下を招くのかの2つの仮設が紹介されていた。(1)カスケード仮説:耳から入ってきた音は鼓膜から聴覚の神経を通じて脳で処理される。耳から入る音の入力が減ると、聴覚の神経の活動が低下する。それが、脳の神経にも影響して認知機能の低下につながる。(2)認知負荷仮設:聞こえずらくなると、聴覚の負荷が大きくなると、その処理が重視されるため、認知的な作業に割く「資源」が減ってしまうというものだ。

 どちらの仮説にしても、耳が聞こえずらくなると脳の活性の低下につながりますということのようだ。老化のひとつとして聴力が低下したら補聴器で補うのは有効のようだ。やはり、近いうちに耳鼻科を受診して聴力検査を行いたいと思う。

(2019年9月21日)