TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

旧友RB君に会えたー認知症予備軍の独り言

 昨日から同伴者のYさんが奥入瀬渓谷への旅に出た。小脳出血で倒れてから丸5年が経過した。「趣味が山歩きなのですが、また行けるでしょうか?」と尋ねた。回復期リハビリテーションのために転院した「麻生リハビリテーション病院」の主治医(脳外科医)は「山は諦めてください」と事もなげに言った。「山に行けることを目標に歩く練習をしてください」とせめて励ましの言葉を言えなかったのだろうか? あのときから5年が経過した。持ち前の負けん気で、Y子さんは高尾山の稲荷山コースを歩けるまでに快復した。昨日、妹のM子さんと大宮駅の東北新幹線で待ち合わせて、十和田湖巡りの旅に出た。小田急線―埼京線大宮駅での新幹線乗り換えが不安であるという。そこで大宮駅まで送っていった。そのかえりに、新宿東口からでた紀伊国屋書店で旧共RB君と午前11時に会う約束をした。
 RB君は東京神楽坂で生まれ育って世田谷の高校をでた人だ。当然、都会人のはずなのだ。ところが、大手町で東西線から千代田線への地下鉄乗り換えができなくなってしまった。2020年10月23日(金)の午前10時30分に千代田線の明治神宮前駅改札で待ち合わせをした。約束の10時30分に携帯で連絡をした。「大手町で迷ってしっまたので、とりあえず新宿駅に行く。着いたら電話する」と言って電話を切ってしまった。30分位して電話があった。「私が新宿に移動するから待っていて」と伝えて新宿に移動した。数年前に地下鉄丸の内線の西口改札で会ったことがるので、「地下鉄丸ノ内線の西口に来てほしい」と伝えた。ところがである。丸ノ内線という言葉を理解してくれない。「どにいるの?」と尋ねても具体的な名称が出てこない。その日はJRの東口改札に彼はいたらしい。結局、昼下がり12時近くまで新宿にいたが会うことができなかった。諦めて一人で食事を済ませた。午後14時に帰宅したところ、RB君から電話かかってきた。その時は、「仕切り直しでまた会おう」と伝えて電話を切った。直後に彼の奥方から電話あった。「実はちょっと前から認知症が進んできている」という。それで合点がいった。そういうことだったのだ。そして、今回は仕切り直しの出会いとなった。
 ところがである。私の集合場所の設定がまずかった。「新宿紀伊国屋」なんて彼には分らないのだ。われら世代にとって懐かしい出あいスポットの「新宿紀伊国屋」は、「渋谷ハチ公像前」くらいに有名だったはずだ。ところが、既にその記憶は彼にはないらしい。紀伊国屋から電話した。「新宿についたので小田急百貨店」いるという。私が小田急線を利用してくることが頭にあったらしい。小田急百貨店は広すぎるので、「JR西口に来てほしい」といって、私はJR西口移動して待った。彼がやってきた。本の入った黒い手提げ袋を下げて、マスクもしないで一人の年寄りが歩いてきた。こうして昨年の11月以来1年振りの再会となった。彼とは20歳の学生時代からの付き合いだから既に50余年の歳月になる。私たちは老いてきたのだ。かくして、RBの現状が分かった。帰路を考えて彼の最寄の交通機関である地下鉄「東西線高田馬場駅に移動して、駅近の食堂で昼飯をとりながら旧交温めた。

 ■『一日誰とも話さなくても大丈夫』(双葉社)■

 『一日誰とも話さなくても大丈夫』(双葉社)という興味深い本の広告が出ていた。読んでみたい。著者は、鹿目将至さん(愛知県松崎病院)という精神科医だという。キャッチフレーズは、「猫みたいに楽に生きる5つのステップーおこもり生活の不安やプチ鬱がスーッっと軽くなる、現役精神科医が実践する超簡単テクニック39」というものだ。昨日から、一人暮らしなので誰とも一言も喋っていない。家内に言わせると、「黙って本を読んで、パソコンをやっているだけでは、呆ける一方だわよ」ということになる。そんなことはあるまいとおもいつつ、G爺チョっと心配になる。RB君もう少し共に頑張ろうや。