TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「糖尿病」はバーチャルな病気なんだって!

 <症状がない人にとって、糖尿病は「頭」で理解するバーチャルな病気(Virtual reality )である。自分の頭だけで考えていると、「糖尿病であること」にくたびれてしまうということも起こるだろう。そのとき、身体を動かしてみるとか、実際にやってみるとか、医療者とあるいは仲間と本音で語り合うことによって、見方が変わる、新しい展望が開けるいうことがあるのではないだろうか。「わかればかわる」⇦「かわればわかる」の連関は私たちに大きいヒントを与えてくれる。>

 「糖尿病」ってやはりわかりにく病気なんだ。『病をひきうけられない人々のケア』(第3話「先生はそう言うけど、私、調子がいいんだ」養老孟司×石井 均)を読んだ。
 上記引用は同書より引いた。「(糖尿病の)患者さんも、数値よりも自分の感覚に頼るんです。病院で、血糖値が高いと言われたり、合併症があると言われても、先生はそう言うけど、私、調子がいいんだ」ということになる。

 つまり、数値がわるいと言われても本人にはわからな?バーチャルな病気ということになる。そして、分かった時には遅いという場合がある。だから、わからなくてはいけない。分かって変わらなくてはいけない病気なのだ。これはとてもやっぱりむつかしい病気だ。

 <養老 医者が先に、「あんた、死んでもいいんのか」と聞いてもいいと思うんですね。「別にいいですよ」という人には、「好きにしなさい」ではないけれども、緩やかな助言を与えて、「私は、どうしても死にたくない」という人には、「そう思っているだったら、こちらも最善を尽くすから協力してくれ」というように、何かもうちょっと前提を少し戻したほうがいいという感じがしありますよね。そのズレをなくすために。>

 上は養老さんの発言だ。養老さんは、医学部を出たのだが基礎医学者で「病気」が大嫌いであるらしい。

 <調べて糖尿病だとわかってどうするかと言ったら、「ああ、めんどうくせえ。以上、終わり」ですよね。>なんていうこ言っている。そうは言いながら、身体でで感じていく大切さを指摘している。養老さんは虫取りが大好きで、虫を追いかけて山の坂道を登りながら身体で感じて考えている人である。
 さて、本日も2時間ほどの散歩から戻って、40分位の休息をとった。そのあと、木刀振り110回、踵落とし50回の運動をした。身体に聞くのである。