ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンが日本に到着した。今日（2021年2月12日）の夕刊によると、12日の午前中に、ベルギー・ブリュッセルから新型コロナウイルスワクチンが成田空港に到着した。このワクチンは、米国のファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが共同開発して、ベルギーで製造したものだ。興味深いのは、ドイツのビオンテックは、トルコからの移民夫婦が立ち上げたバイオ企業とのことだ。開発に際して大規模な臨床試験（治験）を行うのに米国のファイザーの協力をえたということで、開発の主体はビオンテックにあるようだ。そして、製造はベルギーの工場という組み合わせが興味深い。
日本では、厚生労働省の部会が、12日の夕方開かれて、田村厚生労働大臣が承認したとのことだ。政府は、このワクチンについてファイザーと年内に１億4400万回（7200万人）分の供給を受けることで契約を結んでいる。とすると、今更に承認もないものだ。このワクチンを用いて、２月17日から一部の医療従事者から接種が始まるようだ。
