TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「短歌」には滑走期間が必要ですと佐佐木幸綱さんが言う

 今日の朝日新聞「文化・文芸」欄「語るー人生の贈りもの」に先般から歌人佐佐木幸綱さんが出ている。毎回、興味深く読んでいる。佐佐木幸綱さんは、私も持っている本の著者で歌人佐佐木信綱さんのお孫さんらしい。その父は佐佐木治綱さんで、やはり歌人で、幸綱さんの二人の息子も歌人である。
 今回、幸綱さんが言っていたことを記憶と記録のために書いておく。

 -これから短歌を始める人に声をかけるとしたら。
 まず、昭和時代の先輩歌人の短歌を読むことでしょうね。好きな短歌は暗記するといいと思います。短歌は俳句とともに伝統詩ですから、自分だけで勝手に作ってもだめなんです。
 短歌の五七五七七という「型」を習得するには滑走期間が必要です。500首作ると、仕組みが分かる。1千首作ると、言いたいことが言えるようになる。理屈でも覚えても、うまくいかない。>
 このようにして、ある時に、「歌の神様がおりてきてくれるんです。」と言っている。

 やはり、そういくことか。佐藤佐太郎さんが、短歌は人の精神を強くしてくれるというようなことを言っていたのを想い起した。ここ数カ月、短歌もどきを作ってきたが、上手く詠めない。あたりまえと知った。