TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

朝日歌壇を読む

  今週の歌壇に、鬼形輝雄くんの歌がまた載っていた。高校の同級生だ。鬼形君は目立たない生徒だったがいまでは立派な歌人だな。高校時代の国語の教師に中金満という若い先生がいた。中金先生は、たしか国学院大学の出身だった。短歌について話してくれたかどうかは覚えていない。土屋文明という有名な歌人が大昔の大先輩だった。

 さて、今週の短歌に移ろう。

<寝たきりとなりても妻は美人なり今日は火曜日入浴車くる(山口県 山形俊作)>⇒馬場あき子、佐佐木幸綱共選:
 山形さん、妻がねたきりとなったということは、介護をしているご主人といくことになる。寝たきりなら、食事の世話もしているのだろう。寝たきりでも会話は成り立っているのだろうか。こんな、呑気な歌を作っているということは信じられない。

<秋霜にうたれてイナゴは細々と落穂の陰に身を潜めけり(安中市 鬼形輝雄)>⇒佐佐木幸綱選:
 安中市はまだ、田圃があり落穂があるんだろう。農薬を使っていると、イナゴもいないのではないかと思うのだが・・・。

<誰もいない金木犀の並木道マスクを外して吸い込む自由(奈良市 山添聖子)>⇒高野公彦選: 山添さんは、山添葵君と、山添そうすけ君のお母さんだろうか?今週は、山添葵君も選ばれている。
<弟は最初にグーを出すんだよだいたいパーを出すと勝てます(奈良市 山添葵)>⇒馬場あき子選:
 ⇒葵君の歌は、わかるんだけど、これが入選かな?
「すずのすけ 僕らの仲間 強いんだ 正義のために 今日もたたかう」
 74歳の私が小学生だった、今から64年くらい前は、ラジオで赤胴鈴の介という漫画をラジオドラマにしたのを放送していた。鈴之助は、小学生の特に男の子のアイドルだった、その頃に、短歌というのは、57577に、日本語で詠みこめばいいと教えられて、鈴之助を短歌に詠みこんだ。実際は、短歌になんかなっていないのdが・・・。奈良の山添葵君のは立派な短歌なんだろうが、それでも入選するようなうたなんだろうか?

<紙面には食料配布待つ人と宇宙旅行を待つ人がいる(三鷹市 大谷トミ子)>⇒永田和宏、高野公彦共選:
 こいう社会詠が選ばれるんだが、これが短歌なんだろうか?

<神々が紙等去出(からさで)橋より旅立てば出雲の暗い冬が始まる(出雲市 塩田直也)>⇒永田和宏佐佐木幸綱共選:
 <出雲大社に集まっておられた八百万の神さまたちは、旧暦の十月二十六に「神等去出橋」を通ってそれぞれのくににお帰りになる。」との佐佐木さんのコメント。

今週は、心に響く歌が見当たらないな。奈良一の山添さんの歌が世相歌としてよくわかる。

 誰もいない金木犀の並木道マスクを外して吸い込む自由(奈良市 山添聖子)