TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

在宅医療は笑って 医師奮闘― 宮本謙一さん 川崎で

 「在宅医療は笑って 医師奮闘― 宮本謙一さん 川崎」というタイトルの記事が先日(8月1日)の朝日新聞に出ていた。私の住んでいる地元の川崎市の記事なので記憶と記録のためにまとめておきたい。一口に地域医療、かかりつけ医といっても適当な医院はないのだ。ちょっとした怪我の時も、お腹を壊した時も、風邪気味の時も、近くの小児外科医師の川口クリニックにお世話になっている。新型コロナウイルスファイザーワクチンも川口さんで打ってもらった。川口さんが私のかかりつけ医である。小児外科医というのがネックだが、川口さんも高齢者の私の受診を断ったりはしない。

 <在宅医療の現場に「笑い」を増やそうと奮闘している医師がいる。川崎市麻生区多摩区を中心に、100軒ほどを担当している宮本謙一さん(45歳)だ。在宅医療は、住み慣れた自宅で療養するメリット大きい一方、家族の負担が増えるなど難しい側面を持つ。大切な今をより前向きに生きるために「笑い」の効用を、多くの人にしってほしいと宮本さんは願う。>
 齋藤博美さんがまとめた、朝日新聞神奈川県版の記事の前書きを引用した。宮本さんは45歳ということだから、医師としての経験は20年くらいだろう。どのような経緯でこのような医療に従事するようになったのだろうか?麻生区が診療域なので私の地元でもある。

 宮本さんは、奈良県立医大を卒業後、医局勤務や公衆衛生医師を経て、2014年から在宅医療の世界に入ったのだという。約7年の経験で、「笑い」が現場にもたらすメリットを強く感じるようになった。宮本さんが大事にしたい「笑い」は、笑い顔になるコミュニケーションのことだという。

 宮本さんの言われることは真っ当なことだと思うが、ほんとうに難しい試みではないだろうか。
 宮本さんは、7年間の在宅医療で気づいた思いを「在宅医療と『笑い』」(幻冬舎、 1540円)にまとめた。その中では療養生活を「笑って」過ごした人々の例を幾つも紹介しながら、前向きに生きるヒントが描かれているのだとういう。

 この本を探して読んでみたい。私は複数の病を抱えているが、比較的に元気でいる。こんご不治の病を宣告されたときに、それでも「笑って」過ごすことができるだろうか。私の長い通院生活からいうと、医師は血液検査や画像診断の結果を読んで患者に伝えるだけで、とくに「笑い」を含めて患者とのコミュニケ―ションに意を尽くしているようには思えない。「手当て」という、脈をとるとか手を握るとかは全くしない。私が血糖値の高いことを指摘して、糖尿病の病名告知をしたい主治医は、いつも血圧を自ら計ってくれた。これも、腕を血圧計に自分でいれて測るのと大差はなかったと思うが、その医師はコミュニケーションの意味で優れた医師であったと思う。

 上記の記事は次のように結ばれている。

 <「楽しむ」「笑う」ということが、在宅療養の最も重要なキーワードであり、最大の目的ーー。宮本さんはそんな考えで、患者やその家族たちと向き合っている。>

<コメント>SNSに宮本謙一さんが発信しているのを先日目にした。宮本さんは、ブログでも書いているのだろうか。注目していたい。
 実は、いここ20数年にわたって、C型肝炎の経過観察と治療と、途中から判明した糖尿病の経過観察のために、東京大学病院の消化器内科と糖尿病代謝内科を受診している。消化器内科は半年に一回、糖尿病代謝内科は3ヵ月に一度の受診である。さらに、消化器内科で胆嚢ポリープが見つかり、そちらも専門医の受診をしている。かつて私の職場が文京区・本郷であったので、東大病院は昼休みに受診が可能であった。しかし、2013年に退職してから8年余りは、受診のために交通費と時間をかけて東大病院に行っている。経済的にも時間的にも負担であるので、そろそろ地元にかかりつ医を探す必要に迫られている。地元の大病院である新百合ヶ丘総合病院にするか、もっと近くのクリニックにすべきか悩んでいる。そのため、宮本謙一さん活動にも注目をしている。