TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本―『東大教授、若年性アルツハイマーになる』(講談社)の広告から

 若井晋先生の奥さん(若井克子さん)が、標記の本を書いた。私が現役で医学系出版社に勤めていた今から30年近く前に、若井晋先生は独協医科大学脳外科の教授だった。それが、ある時に脳外科医から国際医療保健の教授になって東大に転じたので驚いた。その内実は、若年性の認知症になって脳外科手術ができなくなったと聞いた。そのあとで、「若年性の認知症」に罹患したことを公表された。医学界新聞にも当事者としてインタビュー記事が掲載されたことがある。若井さんは、私と同郷の群馬県出身で、前橋高校から東大医学部に進んで脳外科医になった秀才と知っていた。
 標記の本は、最期の日まで共に歩んだ妻が綴る「命の価値」を問う感動の物語と書いてある。若井さんは、東大を離れて、沖縄に居を移して、暮していたのだと知った。
 「生きることは死することであり、死することは生きることである」と若井さんの「リビングウイル」に書いてあるという。
  この本を是非とも読んでみたいので、記憶と記録のために記述した。講談社、1,540円。

 もう一つ、気になる本の広告があった。1970年10月~12月の日記も収録。三島由紀夫事件、水俣病闘争の同時代史なんだという。
 『肩書のない人生ー渡辺京二発言集2』(弦書房) 2,200円。