TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 何もしない日曜日には朝日歌壇と俳壇を読むー 「夏休大きな口をあけて待つ」子どもの歌っていいね!

 日曜日は週の終わりの休日と思っていたが週の始まりということらしい。週末は金曜日、土曜日ということになる。現役で勤め人をしていた時代は週末が待ち遠しかった。「水曜日か、まだ2日もある」と、休日がやってくるのが待ち遠しかった。それがどうだろう。退職して「毎日が日曜日」となると「日曜日が駆け足でやってくる」のである。
 日曜日の本日は玄関床の掃除をした。生協から食料品の宅配を頼んでいるのだが保冷剤のドライアイスを玄関の三和土に落とした跡が黒い沁みになってしまった。ドライアイス炭酸ガスを凍らせたものと理解していたがガスだけでなく何かの物質が含まれているらしい。

 さて、早速に俳壇から読んでいきたい。

夏休大きな口をあけて待つ(横浜市 三玉一郎)>⇒長谷川櫂選:
 小学生の俳句だろうか?「夏休み」って子どもの頃には結構ながく思えた。会社の夏休みは精々4、5日であっという間に終わっていた。

 歌壇に移る。
  <前科者とて健康なれば許される献血車という狭き空間(羽村市 川元源一)>⇒永田和宏選:
 面白い切り口の歌だね。献血って若いころに一度くらいしたことがあたかもしれない。私の長女は献血好きで、大学受験の前日に新宿の街頭で献血をしてきたりしていた。何故か「献血好き」であった。私の場合には中年になって、「C型肝炎ウイルス」のキャリアーとなってしまったので献血ができなかった。いまは高齢者でできない。

<初めての茶道部の日の新しいくつ下の白メモ帳の白(奈良市 山添葵)>⇒馬場あき子、佐佐木幸生綱、高野公彦共選:
 葵さんは中学生になって、茶道部に入ったんだね。歌がすごくうまい。日常をさり気なく切り取る。

  <ルピナスの色とりどりの直立を風が横切る刑務所の庭(豊田市 小田中真秀)>⇒高野公彦選:
 小田中さん、こんなきれいな歌を詠むのだが、なにかの間違いで罪を犯したんだね。でも力強く生きて社会に戻れると感じる。
 今週は以下の歌が気にいった。本当はこういう歌を私も詠みたいのだが・・・。

 <ズッキーニトマトピーマン茄子胡瓜 野菜は買うか育てるものへ(菊池市 神谷紀美子)>⇒高野公彦選:

 ついでに、本日の新聞広告から気になる本を選んでおきたい。

(1)  古代ゲノムから見たサピエンス史(太田博樹著、吉川弘文館、1980円)

 ⇒遺伝子から人間の祖先をみるのだろう。読んでみたい。

(2)『俳句が伝える戦時下のウクライナウクライナの市民、7人へのインタビュー』(馬場朝子編訳、現代書館、2200円)
 ⇒馬場さん、ロシア編に続いてウクライナ編を出した。読んでみたい。

(3)『「オウム死刑囚 父の手記」と国家権力』(高橋徹著、現代書館、2200円)
⇒これはどういう本だろう。井上嘉浩元死刑囚の父が映す「法治国家・日本」の実相。