TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 「森村誠一さんを悼む〜 妥協なき 闘う作家との日々」(寄稿 赤川次郎さん)を読む

 つい先日、「731部隊」に触れた記事で森村誠一んの『悪魔の飽食』に触れたばかりだった。森村さんが先日(7月24日)に肺炎でお亡くなりなったとの訃報に接した。90歳だった。少しばかりの読者としてご冥福をお祈りする。
 さて、標題のタイトルで作家の赤川次郎さんが朝日新聞朝刊(7月26日)に追悼文を寄せていたのを読んだ。赤川次郎さんの作品は「セーラー服と機関銃」のほか少しだけ読んだ。余りに面白いのでこいう小説は時間を喰ってしまうと思い、あまり読まなくなった。ご子息が近くの玉川大学の付属中学かどこかにおられ、赤川さんがPTAの役員をされていたとか聞いたことがある。赤川さんは私と同じ年代で76歳くらいではないだろうか?

 <森村誠一さんは、キャリアからいっても、年齢でも、もちろん私にとって大先輩なのだが、いつも私を「戦友」と呼んでくださっていた。>
 こういうのが追悼文の書き出しだ。
 <「人間の証明」の売れ方の凄まじさは、後にも先にも例がない。・・・一方、言うまでもなく、「社会波の作家通して、731部隊を取り上げた「悪魔の飽食」など優れたノンフィクションも残した。そこでは、「闘う作家」と呼ぶのが相応しかっただろう。>

 「悪魔の飽食」などを書いている時に派手な抗議運動がおこったり脅されたりしたとか聞いた事がある。つい数年前に森村さんが老人「うつ」に罹って、そしてそれを克服してまた書きだしたとの話を聞いた。「うつ」を克服してから書いた本「老いる意味」も読んだことがある。森村さんの本を読み返してみたいので記憶と記録のために認めた。