TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 長崎の日に見つけた気になる本『カラマーゾフの兄弟』(佐藤優、青春出版社、1650円)

 今年の「長崎の日」の慰霊祭は台風の影響で小規模で開催された。あの日から78年目の今日も地球上では戦争が繰り返されていて核兵器の脅威のもとに私たちはある。本日は合気道の水曜日稽古に参加した。諸手取りの各種の技の稽古をした。「下実上虚」の呪文をこころで唱えながら稽古をした。台風が接近している水曜日の夜なので参加者は6名のみであった。
 さて、帰宅して本日の気になる本を新聞で探した。以下に、紹介しておく。

(1)『カラマーゾフの兄弟』(佐藤優青春出版社、1,650円)
 佐藤さんは、現在、複数の病を抱えているのだと最近知った。
「ロシアに精通する知の巨人が徹底講義、これならわかる」と書いてある。「今、読むべき時が来た。世界文学の最高傑作に新しい光を当てることで見えてくるものとは!」ということだ。
 「世の中の人は、カラマーゾフの兄弟と読ん人と、読み通せなかった人の二つがいる」と言ったのは、作家の村上春樹さんだが、私は一応読んだが、理解しきれていない部類に入ると思う。さて、佐藤さんのこの本は、新書版であるので、そんなに長くはないようだ。読んでみたい。「今こそは、実は、カラマーゾフと共に、トルストイを読む時期なのではないか」と思う。
 先日読んだ大江健三郎Wさんの、「子供のためのカラマーゾフ」(『「新しい人」の方へ』所収)も新鮮な切り口だった。大江さんは、イリュウシャという少年のことに言及していた。やはらい、カラマーゾフをもういちど謙虚に読んでみたい。

(2)『コウモリはウイルスを抱いて空を翔ぶ』(新田剛著、ブックマン社、2860円)
 著者は、東大医学部免疫学の准教授だおいう。「生き物たちのネオ免疫学」という副題が付いているようだ。「未知のウイルスはなぜいつもコウモリから?人類はウイルスを制御できるのか?」ということが書いてあるようだ。福岡伸一大推薦とあるので、間違いはない本だろう。読んでみたい。