TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「介護保険」の障害認定の審査を家内のYが受けたひに映画「クロース」(ベルギー・フランスの合作、2022年)見た

 同伴者のYが小脳出血で倒れてから丸八年が経過した。緊急入院して4カ月の入院から戻ってからは、介護保険のお世話になりながら今日を迎えている。現在は、要支援2の認定を受けて、別途の脇に設置する手摺を借りて利用している。毎年、要介護・支援等の認定の見直しがあるが、ここ2年くらいは、コロナウイルス感染防止の観点から面談での調査を省略して「要支援」が継続されてきた。本年は、新型コロナウイルスが「五類」(一般の感染症扱い)になったので、面談での聞き取り調査となった。
 介護保険は実にありがたい制度であるが、実はその中身は余りわかっていない。ここで、再度確認をしておきたい。

 そのまえに、本日の午後、アルテリオ映像館でみたフランス・ベルギーの合作映画「CLOSE クロース」に触れたい。第75回カンヌ国際映画祭で「観客が最も泣いた映画」と称され、グランプリ受賞!なんだという。

 己が名をほのかに呼びて涙せし十四の春にかへる術なし(石川啄木

 啄木の「一握の砂」にある歌だ。

 「自分の名前をふとつぶやいて涙を流したあの14歳時に春に戻る方法はないのだ」

 映画「クロース」は、上掲の啄木の歌を想起させた。
 13歳のレオとレミは、大の仲良し互いに泊りにいって24時間を一緒に過ごしたりしていた大の仲良し。中学に入学した初日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、次第にそっけない態度をとってしまう。きまずい雰囲気の中で、二人は些細なことで大喧嘩に。そんなある日、心の距離を置いたままのレオにレミとの突然の別れが訪れる。・・・・(レミがひとり去ってしまった・・・自死か?) レオは、「ぼくのせいだ」と苦しむ。繊細な映像美で描く、痛みと共感の物語に魂が震える。だれにもあった思春期の強烈な記憶が蘇る。

 まあに、「十四の春にかえる術なし」である。

介護保険とは何か?■

 

(続く)