TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

飲んで帰っても寝る前の「三十分の読書」を励行しよう ~「終章 平和への道程」(『プーチンの野望』(佐藤優、潮選書、2022年)を読む

 「終章 平和への道程」(『プーチンの野望』(佐藤優、潮選書、2022年)は、この本のまとめとして著者による「語り下ろし」となっている。本書を創価学会系の出版社である「潮出版社」から出すにあたり佐藤さんが潮選書の編集者にかたったことを文章に仕立て直したものであろう。本書の「終章」としての設えにチョット意外感を持ったが読んでみると納得する。引用しながら書いておきたい。

ニュークリア・シェアリング=各共有」という幻想■
 <1991年8月、ソビエト連邦ゴルバチョフ大統領が軟禁されたクーデターが未遂に終わった直後、ウクライナソ連からの独立を宣言する。そして、1991年12月、ソ連は崩壊した。この時点でウクライナ国内には1900個以上もの核弾頭が存在した。30年前のウクライナは、世界第3位の核大国だったのだ。>

 驚きである。1991年といえば医学記者をしていた私は上の実に気がつきもしなかった。ゴルバチョフ大統領といえばグラスノスチ(情報公開)ペレスストロイカ(建て直し)を進めたソ連最後の大統領ではなかったか?いや最後はエリツェン大統領か?

 <1994年12月、ウクライナは世界史に残る画期的な決断をする。自国が保有する核兵器をすべって放棄する「ブタペスト覚書」に署名したのだ。「ブタペスト覚書」の調停役となったのは、アメリカとイギリス、ロシアの3ヵ国だった。・・・>

 

続く

 

<付記>
 本日は、東京肝臓友の会の第3.回目の出勤日であった。