「身体を通した直感知を」(名越康文・内田樹)(『日本の反知性主義』(内田樹編)を読んでいる。名越さんは精神科医で医学書院からも本を出している。この本に一章を自分で書いていると思ったら。内田さんとの対談でお茶をにごしている。名越さんは医者だから身体から入るのがいいんだろうと思う。
(時間切れで続く)
名越さんの本を読みながら今日の夕刊の記事を思い出したので書いておく。これはすごい記事だ。
「ママ、苦しいよ 36歳で認知症の女性 残した日記」という衝撃的な見出しの記事だ。こんな事ってあるのか?神様はどうひとを生んだのか?
<なっちゃんがいなくなって5ヵ月が過ぎた。生活は落ち着いたが、新潟県上越市の丸山明美さん(69歳)は「かえってダメになったと思う。>
明美さんの長女のなっちゃんは、2009年11月、遺伝子検査で若年性アルツハイマー型認知症と医師から告げられた。まだ36歳だった。
明美さんの夫の賢寿(けんじ)さんも2003年にアルツハイマー型認知症がわかり、症状が悪化していた。
症状が進行して夫の賢寿さんが2016年年に亡くなった。なっちゃんの症状も進行して食事がとれなくなり身長168センチで30キロをきるようになった。なっちゃん(奈保美)さんは享年49歳で亡くなった。ひとの一生ってなんなんだろう。苦しいものすごい記事を読んだ。
<コメント>
若年性認知症は遺伝子の病気なんだと思うのだが神はなぜそんなむごいことをするのだろうか。
本日の気になる本を書いておく。
(1)『熱く生きた医人たち』(鈴木旭、新日本出版社、2530円
(2)『武家か天皇か 中世の選択』(関幸彦、朝日選書、1870円)
(3)『発達障害児に産まれて自閉症児』(松永正訓、中公文庫、968円)