TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 「NPO法人会計基準とは何か?」を書いておく

 10月6日(2023年)からNPO法人東京肝臓病友の会でヴォランティアのつもりで働き始めた。既に2ヶ月も経つというのに基本的な「会計業務」をマスターできない。そこで、本日は標記のテーマ「NPO法人会計基準とは何か?」について纏めることで記憶を確かにしたい。
 NPOとは英語でNon Profit Organization (頭字語)で日本語にすると非営利組織とでもなるのだろうか?NPOで今ではすっかり人口に膾炙しているようだが内実は理解しえていないのが普通のひとだろう。纏めると以下のようになる。
 ①NPO法人とは:特定非営利活動促進法に基づき法人格を取得した法人です。
 ➁認定NPO法人になると税制上の優遇措置を受けることができます。
 NPO法の精神:NPO法人の自律性を尊重し。自由で活発な市民活動を妨げぬよう、行政の関与を極力抑制する一方で、市民によるNPO法人の監視を可能にする情報公開制度を定める」というものです。この情報公開の中で最も重要な地位を占めるものとして会計がある。この会計についての基準を行政主導ではなく民間主導で作ったのがNPO法人会計基準である。

  NPO法人を支える情報公開に資するためにという点を重視して以下のようなものを目指している。
 ① NPO法人の信頼性を向上すること。
 ➁ 市民にとってわかりやすい会計報告の作成により、支持者(=資金・もの・サービスなどの資源提供者)の意志決定をしやすくすること。

NPO法のポイントは?

  • 行政の価値観に左右されずに法令に定める要件を満たしていれば設立を認める認証主義
  • 事業報告・会計報告などの情報を公開し、市民が活動に参加できる機会をつくり、市民監視により公益性を担保する情報公開制。
  • 寄付をすることで社会に貢献したいと考えている人の活動を促進する認定NPO法人制度

NPO法人にとって会計の役割は?

・カウンティング(counting)「勘定」ではなく
・アカウンティング(Accounting)「説明」である。
誰に何を説明するのか?
①団体のお金を適正に使ったかを会員などに報告する(報告義務)。
➁様々な市民に自分たちの活動を説明し理解してもらう(情報公開制度)。

 所轄庁への報告書の提出は、それを通して市民に公開することが第一の目的である。
  NPO法人会計基準とは?
  会計基基準の策定――2010年7月20日に発表された。
①市民にとってわかりやすい会計報告であること。
➁社会の信頼にこたえられる会計報告であること。

 NPO法人を支援していこうという人たちにNPO法人の活動を分かりやすくすることで信頼と支援を獲得できること。

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<コメント>
 社会常識に欠ける私にとってNPO法人とは何かをきちんと理解してこなかったことがわかった。NPO法人にとっての会計の役割は勘定ではなくて説明だというのも分かる。