TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 真向法ってなんだーロコモ体操〜真向法体操と筋トレ〜に参加して

 「ロコモ体操〜真向法体操と筋トレ〜」に、先日、6月8日(日)に参加した。「長引くコロナ禍で低下した体力を回復し健康寿命を延ばしましょう!」という趣旨であった。この催しはNPO法人あさお市民活動サポートセンターの主催で麻生市民交流館やまゆりで開催された。この企画の募集案内チラシを麻生PC楽会の一員である私がボランティアで作成した。
 ロコモとは移動する能力が不足して衰えたりした状態を示す新語「ロコモーション・シンドローム(英語)」の略語である。いまから、30年くらい前、1990年代頃に日本整形外科学会(当時、中村耕三会長?)が主導して、「ロコモ」を「メタボ」とお同じような健康寿命維持のために標語として普及させようとしていたのを思い出す。「ロコモ」はどのくらい人口に膾炙したのだろうか?「メタボ」ほどではないが、移動能力の維持のために「ロコモ」予防の大切さはみんな分かってきているようだ。
 さて、真向法とは名前は知っていたが中身はいままで知らなかった。たった二時間の講習であったが得るものは大きかった。18日(日曜日)に受講したのに、3日後の本日21日(水曜日)まだ足(脚)の筋肉や脛に痛みが残っている。私の脛の筋は随分と固くなっていたのだ。以下、当日、配布された資料から、真向法について書いておきたい。

真向法ってなんだ■
(1)いまから80年以上も前に、長井津(ながいわたる、1889~1963)によって創始された。長井さんは、42歳の時に脳出血で、左半身の自由を失った。失意のうちに、長井さんは働いていた東京から、故郷の福井県に戻った。
(2)生家は浄土真宗のお寺であった。帰京した長井さんは、「勝まん経」という仏典んに心の安らぎを見出そうとした。この経典に定められた礼拝作法を正しく行うことで真理に近付けると考え、「座礼」と「立礼」を不自由な身体で繰り返した。
(3)始めは満足に形もとれなかっが、続けていくうちにこわばり動かなかった体が次第にゆるみ、感覚や動きが回復していった。単純な動作を愚直に繰り返したことが、リハビリになったというわけである。これを読むと、このシリーズでも紹介した、関啓子さんのリハビリ記録を想い起す。
(4)長井さんは、自身の経験から自らの行った動きに健康増進効果があると考え、普及に努めた。その後、先に上げた二つの動作を基にして、四つの動作で構成する「真向法体操」を、試行錯誤の上に考案した。

真向法の第一体操:
 上半身を立て、会陰(肛門と生殖器の間)を床につける形で座る。両膝を開き、足の裏を上に向ける(楽座)。膝が床につかない人は無理をせず、膝を両手で軽く押さえるようにして近づける。
 上体をまっすぐに保ったまま、息を吐きながら腰を支点にして体を傾けていく。腹、胸、顔の順に床につけていく。息を吐ききったらもとの姿勢に戻る。10回ほど繰り返す。

真向法第二体操:
 両足をそろえ、膝を伸ばして座る。足首を直角に立て、上体を伸ばし、背筋をぴんと張る。足首はできるだけ鋭角に立てられると、アキレス腱やふくらはぎに、より効果的である。
 股関節を支点に体を二つ折にするイメージで、息を吐きながら上体を倒す。息を吐ききるタイミングで膝に顔がつくのが理想的。息を吐ききったらもとの姿勢に戻る。10回ほど繰り返す。

真向法第三体操:
 両脚をできるだけ開き、足首は第二体操同様に立てる。開脚度は、はじめは90度くりでよい。最終的に130~150土くらい。それ以上に開くのも、逆に股関節に負担がかかるので注意。背筋を立て。会陰で座る。
 息を吐きながら上体を倒し、腹、胸の順番床に近づける。痛みを感じたら、無理をせずにそこでゆるめ、もとの姿勢に戻る。10回ほど繰り返す。難しいひとは、片足だけ伸ばした状態からはじめてもよい。

真向法第四体操:
 正座の姿勢から両足を尻の幅だけ開き、尻を落とす(割座)。足首や膝が伸ばされることで痛みを感じる人は、座布団を二つ折りにして尻の下に敷いて割り座の練習をするか、片足ずつ行ってもよい。
 足首の甲側が床につくようにして、体を支え、息を吐きながら、静かに体を後ろに倒してゆく。背中が床についたら、手を伸ばし、全身の力を抜いて大きく複式呼吸をする。1分ほど続ける。

<コメント>
 興味がある。真向法体操をやってみたい。第一体操が一番苦手に思う。あとは合気道の準備体操で既に実践している。この体操を朝晩、毎日やっていけば股関節がほぐれて合気道にも効果があるように思える。