TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 「障害のある娘を36年間撮り続ける島旅写真家 河田真知子さん(70)」のこと ~人間って素晴らしい

  『五体不満足』という本を書いた乙武洋匡さんが生まれた時、とりあげた医師や看護師は母親に手足のない赤ちゃんを見せるのを躊躇したと聞いた。しかし、赤ちゃんを一目見た母親は「まあ、可愛いと声を上げた」んだと聞いた。乙武さんは、先天性四肢切断証(手足が異常に短い)という先天異常で生まれてきたのだった。乙武さんの成長とその後の人間としての活躍を良きにつけ悪しき噂についても私たちは知っている。人間とはそう言うものだ。

 さて、標題の記事が朝日新聞(2024年3月30日)の「ひと欄」に載っていたのを読んだ。心に響いたので記述しておきたい。

 <仮死状態で生まれた娘、夏帆さん(36)の姿を分娩台の上からカメラに収めた。それが始まりだ。>
 自分が生んだ分娩台の娘を誰に撮影してもらったのだろう?自分では撮れないはずだ。
<難治性のてんかんと診断され、重い障害のある娘が医療を受ける姿を撮り続け昨秋、写真文集「医療の信頼」を出版した。「写真を見返すと、懸命に生きてきた日々があった。悔いのない『過去』があった」という文もそえる。>

<自身の不整脈が悪化し、命の終わりを意識たことも出版を後押しした。「重い障害があっても、生きる価値ははある。その具体例として、娘の姿を残したい」>

 感銘を受たので、記録した。辻外記子さんの署名(文・写真)の記事だ。