TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『ロシアの中のソ連ーさびしい大国、人と暮しと戦争と』(馬場朝子、現代書館、2022年9月25日9を読み始めた

 ロシアのことが気にかかる。ロシア語とロシア文学を学んできたからばかりではない。先日から読み進めている『インフルエンザウイルスを発見した日本人』の参考文献の中に『メーチニコフ(渡辺雅司訳):回想の明治維新ーロシア人革命家の手記』(岩波文庫、1987)を見つけた。この本が気になる。
 旧知の馬場さんの本を見つけてリクエストして届いたので読み始めた。馬場さんが2012年にNHKディレクターを退職したあと5年間もモスクワに住んでいた(里帰りか)のだ。この本はモスクワ・ジャパンクラブ(JBCO)ウエブサイトでの連載「ロシアの中のソ連」に書下ろしとして「大祖国戦争」「ウクライナ侵攻」を加えて単行本にまとめたものと知った。

 昨日(2024年4月14日)の朝日新聞朝刊のフロントラインと言う記事に「なりふり構わずプーチン「皇帝」歴史的圧勝」という大見出しで3月のロシア大統領戦のことが載っていた。興味深いのでこの記事を先に読んでみる。

プーチン大統領をめぐる主なできごと
1999年12月 エリツィン大統領が辞任を発表し、プーチン首相が大統領代行に。
2000年3月  プーチン氏が大統領に初当選
2004年3月 再選してプーチン大統領が二期目に
2008年5月 憲法の規定で大統領選に立候補せずに退任。後任のメドベージェフ氏の大統領就任後も、首相として権力を維持。
2012年3月 大統領選で通算三選。任期は4年から6年へ。
2014年3月 クリミア半島の併合を一方的に宣言。
2018年3月  大統領選に再選して通算4期目に。
2020年7月  憲法改正により大統領の任期をリセット。新たに2期12年、2036年まで可能に。
2022年2月  ウクライナ侵攻を開始。
   9月  ウクライナ東・南部のドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ㇸルソンの4州を一方的に併合宣言。
2024年3月   「歴史的な圧勝」で再選し、通算5期目に。

 <すでに24年間にわたり権力を握る71歳のプーチン氏が36年まで大統領を続ければ、ロシア帝国女帝エカテリーナ2世や、ソ連スターリンを超える。既に「皇帝」にも例えられている。>

 プーチンのロシアは何処へいくのだろう。

 最後に気になる本を書いておく。

(1)『だからあれほど言ったのに』(内田樹、マガジンハウス、1100円)
 内田流「日本人論」、最新刊とのことだ。なにが書いてあるのだろう。「新自由主義の迷走、税の不均衡、低レベルな政治、」「不自由な国」への警告の書。っていくことらしい。内田さんの本もしばらく読んでいないな。